好天の続く今年の正月は、早くも三が日が過ぎた。
元旦。先ず布団の中に新聞を持ち込み、テレビのスイッチを入れて駅伝を合わせ見る。これは例年変わらない。残念なことに実業団の旭化成も大学の早稲田も冴えない。優勝の布石とした旭化成の4区堀畑と早稲田の1区前田がともにブレーキだ。早稲田はその後盛り返して箱根の山登りでは一時トップに躍り出たのでまあまあだったが、旭化成はついに10位にとどまった。(元日のの実業団駅伝と、2日、3日の大学箱根駅伝がごっちゃになって失礼)
いずれにせよ、この面では不満足な年明けであった。
家族にせかされ、やがて布団を抜け出し、新年の乾杯をやっておせち料理をつまむ。今年はワイフの計らいで各人一箱あてのおせちだ。12枡に全28品、元旦の朝と夜で完食したのもいたが、私は三が日をかけて酒の肴とした。なかなか好評のおせちであった。
やがて年賀状が来る。今年は例年になく、すべての賀状をじっくり読んだ。明るい近況報告もあるが、悲しい知らせもいくつかある。中でも、癌の発病と闘病生活の苦しさを伝える人が多い。不安が迫ってくるが、払いようのない年齢に達してきたのだ。
夜は、31日の2チャンネル「らららクラシック」、元旦はウィーン「ニューイヤー・コンサート」、3日はNHK「オペラコンサート」と専ら音楽。これも例年と変わらない。つまり、今年も平凡な滑り出しだ。