旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

にごり酒の季節

2013-01-23 16:11:34 | 

 

 やまびこの会の有志と、おいしいお酒でおいしい料理を食べよう、と大塚『串駒』にくり出した。Ma君、Waさん、Moさん、Miさん、という面々で、実に落ち着いた楽しい会であった。
 料理は『串駒』の定番「いしり(いしる?)鍋」コース。「春菊とサワラ」の突出しと、もうひとつ「汁もの」の突出し、「刺身の三点盛り」と「焼き魚」、いしりにつけた飯を棒の先に丸めて焼いた「焼きおにぎり」、「珍味あれこれ」などを経て本番の「いしり鍋」と「雑炊」とつづくコースを、『一白水星』と『奈良万』の“うすにごり酒”,『十四代』純米吟醸をはさんで、『而今』の冷酒と燗酒を組み合わせながら、三時間かけて食べた。いやあ~、結構でした。

 まず新年のあいさつに始まったので、このような集まりの最初の乾杯は普通ビールで行われる。私はそれを断固排して、「うすにごり酒」での乾杯を主張した。この「甘く冷たき」酒は、日野草城が詠うように「春の酒」にふさわしいが、一歩先取りして乾杯酒に使ったら、大方の好評を得た。なんといっても、前記したように続く料理に合うのは日本酒をおいてない。
 特に、にごり酒による乾杯はぜひとも薦める。
 私が少々しゃべりすぎたことを除けば大変にいい会でした。次回は桜の季節に集まろう、ということを約して散会。…次はどこにしようかなあ?


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