目の注射治療を決意して2週間。「目に針を刺すなんてとんでもない」と避けてきたが、「座して死を待つのも能がない」と近代医療にかけることにしたのだ。それでも当初はやはり怖くて、何とか避ける道はないものか…、などと考えていたが、時の経過とは不思議なもので、だんだん怖いどころかその日が待ち遠しくなっていた。
待ち遠しいとは言い過ぎだが、早く終わらせ、どんなになるのか期待する気持ちの方が高まってきたようだ。人間の気持ちの変化とは不思議なものだ。当初の怖さなど今やない。
喜び勇むとは言わないが、なすがままに…、という平穏な気持ちで、今から東京医大病院に行ってきます。