ようやく安倍政権のほころびが見え始めた。改造内閣の看板娘たちが相次いで辞職、閣僚ではないが片山さつき氏まで同調して問題を起こしている。やっと女性に光が当たる時代が来たかと夢みた世の女性に、どう申し開きをするのだろうか?
古い政治界の世襲議員としての小渕優子氏は、その甘さをそのままさらけ出したのであろう。松島氏の「たかがウチワ…」という態度も、片山氏の議会を無視した委員会運営も、多数を背にした傲慢さがにじみ出ている。三人とも一度議員を辞めて、庶民のつつましい生き方を学び直し、顔を洗って出直すべきではないか?
男性閣僚も負けていない。江渡防衛相をはじめ小渕氏の後任宮沢経産相も登壇早々問題の山だ。秘書が行ったのか本人が行ったのか知らないが、SMバーとはとんでもない。そのようなところにかかわりを持つ人に、国の政治を任せる気にはならない。閣僚としての品位の問題だ。
いずれにせよ、このようにボロボロと問題が出てきたのでは、安倍改造内閣もこのまま続けるわけにはいかないだろう。それとは関係ないかもしれないが、消費税増税などもってのほかだ。すべて出直してもらいたい。解散総選挙は意外に早いかもしれない。
ところが今朝のフジテレビ「報道2001」によれば、内閣支持率はあまり落ちてない。自民党の支持率は落ちたが、民主党支持率も落ちている。攻める野党に力なく、行き場のない国民は未だ安倍内閣に期待しているのだろうか? 安倍晋三という男のどこにそれほどの魅力があるのだろうか?