旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

秋田で「稲刈り祝言」を挙げた姪の「東京披露宴」

2014-10-12 13:15:27 | 時局雑感


 昨日は、姪のKちゃんの結婚披露宴に参列した。Kちゃんは未だ34歳の若さで「こめたび」という会社の社長をやっている。「秋田の米(こめ)を都会の人に食べてもらい、その美味しさと秋田の魅力を知った人に、秋田へ旅(たび)をしてもらおう」というのが「こめたび」社の理念だ。
 当然のことながら半分は秋田の人と付き合うことになるが、ついにその虜となって横手市のWさんと結婚することになった。このところ地方の人の「地方離れ、都市集中」が問題になっているが、東京生まれ東京育ちのKちゃんの「秋田への御嫁入り」は快挙である。もちろん、もう一本の軸足は、「米を食べてもらう人の住む都会」に置くことは当然であるが。
 結婚式は先月27日横手で行われた。題して「稲刈り祝言」……
 米どころ横手らしく、田圃の畔道に赤じゅうたんを敷いて、そのバージンロードを歩いてきた新郎新婦が、たわわに実った稲(亀の尾)を刈り取るという演出である。地元の農家、酒蔵関係者など、70人の友人が祝ってくれたという。稲刈りというユニークな演出と「祝言(しゅうげん)」という昔懐かしい言葉がいい。

 その東京披露宴が昨日、池袋の『リビエラ』で行われた。こちらは、わが首藤一族に新郎一家を紹介することが主目的で20名ほどのこじんまりした会であったが、横手に近い羽後町の「西馬音内盆踊り」の披露や、秋田の産物をふんだんに使った料理の振る舞いなど、これまた「こめたび」の趣旨を生かした楽しい催しであった。

  
 従妹のお嬢さんのインタビューに
答える新郎新婦

    
      見事な西馬音内盆踊り
                   
      
      秋田の素材を生かした料理の数々


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