旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

大雨の中の純米酒フェスティバル

2014-10-06 14:14:11 | 


 今年もまた自然災害の打ち続く年であった。集中豪雨、土砂災害、かてて加えて御嶽山の噴火で数十人が命を失うなど、年々災害の規模は大きくなってきている。その中で東京だけは台風も避けてくれていると思っていたら、「ここ10年で最大規模の台風」18号の直撃を食らうことになった。天の恵み、天の災害…、神はこれを全ての民に平等に与え給うのだ。
 しかも、台風本体は未だ西日本にあるにもかかわらず、東日本にかかる前線の関係で大雨となった昨日、「純米酒フェスティバル2014年秋」を開催した。朝から降りしきる大雨でどうなることかと思ったが、幾人かの欠席はあったものの満員の盛況でホッとした。
 なにせ今回は15年目、30回の記念すべき会であったから。そしてそれにふさわしく、出展蔵の酒の質も、参加者の日本酒をたしなむ質も、ともども向上してきたように思えた。うれしいことである。

        
         

   
  純米酒愛好家中谷政明さんと「味処かわしまや」の面々 
         
30回皆勤賞の中谷さん(左)と初参加のフリーアナウンサー小谷あゆみさん(中央

 中谷政明さんは30回皆勤賞どころではなく、毎回、昼の部(12時~14時半)と午後の部(16時~18時半)すべてに参加いただいた強者(つわもの)、いわば60回皆勤賞で今回感謝状が贈られた。このような人に支えられて今日を迎えた純米酒普及運動であった。
 小谷さんは初参加であったがこちらも日本酒愛好家、フェスティバルを大変評価してくれ、「石川観光特使」や「やまがた特命観光・つや姫大使」などを務めるので、今後の純米酒普及推進にいろいろと力を発揮してくれるものと期待している。

 出店蔵の中には、東日本大震災で被害を受けた蔵も多く、中でも「浜娘」を醸す赤武酒造さんは岩手県大槌町の蔵が全壊、昨年盛岡市に蔵を建てて復興、いつの日か大槌町に再建することも夢みて頑張っている。心から拍手を送りたい。

                   
      

                             


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