🌸コチドリ(愛か、本能か2)
☆子を守るための「擬傷」と遺伝子の謎
⛳地面に立つ親のコチドリ
☆子を守るための「擬傷」と遺伝子の謎
⛳地面に立つ親のコチドリ
☆翼をだらりと下げ、翼を引きずるようなしぐさをしている
*近づけば、翼をだらりと下げたまま、逃れようとする
*この鳥はケガをしていたわけではない
*近づけば、翼をだらりと下げたまま、逃れようとする
*この鳥はケガをしていたわけではない
*ケガをしているふりをしているのだ
*「擬傷」と呼ばれるコチドリの仲間に見られる行動
☆コチドリは、砂浜や河原などに生息している
☆コチドリは、砂浜や河原などに生息している
*砂浜や河原は大きな木が少なく
*木の上のような安全なところに巣を作ることができない
*砂地の中に巣を作らぎるをえない
*砂地の中に巣を作らぎるをえない
*巣は、砂地にくぼみを作っただけの粗末なもの
*親鳥は敵が巣に接近すると、警戒の声を上げる
*ヒナはじっと息を潜めて動かなくなる
⛳イタチやヘビなどの天敵が巣に近づくと
☆親鳥は天敵の前に飛び出して、この擬傷を行う
*傷ついて飛べないふりをしながら
*傷ついて飛べないふりをしながら
*敵の注意を引き、おとりとなって敵を巣から遠ざける
☆自らの危険を顧みることなく
☆自らの危険を顧みることなく
*子どもたちの命を必死で守ろうとする
☆親鳥は子どもを助けるためにおとりになっているのか
*鳥類に人間のような愛があるのだろうか
☆コチドリの擬傷は「利己的な行動である」と説明されている
*生物は、個体が遺伝子よりも優先するのではなく
*生物は、個体が遺伝子よりも優先するのではなく
*遺伝子の方が個体よりも優先するとした説
☆すべての生物の体は、遺伝子の乗り物にすぎず
*生物は、遺伝子を増やすために
*「個体」という生物の体は利用されているとしている
⛳生命の本質は遺伝子にあるとすると
☆利他的と思えた生物の行動の多くは説明ができる
☆自らの遺伝子は子にコピーをしていくことができるから
*自らの本体を頑なに守らなくても
☆自らの遺伝子は子にコピーをしていくことができるから
*自らの本体を頑なに守らなくても
*たくさんのコピーを増やしていけばよい
☆コチドリの親鳥が子どもを守ることも
☆コチドリの親鳥が子どもを守ることも
*次世代にコピーした遺伝子を残すためと考えれば
*利己的な行重として説明できる
☆そんなものは本能である
☆そんなものは本能である
*そんなものは子を思う親の愛ではないとの言い方もできる
⛳人間はどうだろう
☆私たちは赤ちゃんや幼い子どもを見るとかわいいと思う
⛳人間はどうだろう
☆私たちは赤ちゃんや幼い子どもを見るとかわいいと思う
*子どもの顔の配置が、子どもであることのサインである
☆大人は、子どものこのサインを見ると
*脳は「かわいい」と感じるように、プログラミングされている
*猛獣のライオンの赤ちゃんを見ても、かわいく思える
*キテイちやんも、その条件を満せばかわいく見える
☆人間の大人たちは、子どもらしさのサインを見ると
☆人間の大人たちは、子どもらしさのサインを見ると
*保護しなければならないという気持ちに駆られる本能を持っている
*大人が子どもを見て、かわいがるのも愛ではない
*大人が子どもを見て、かわいがるのも愛ではない
*言ってしまえば利己的遺伝子のなせる人間の本能である
☆自分の子どもは
*自分と同じ遺伝子を2分の1持っている存在だ
*私たち人間の行動も利己的遺伝子によって説明される
*私たち人間の行動も利己的遺伝子によって説明される
☆すべての生物は遺伝子の乗り物だとすれば、
*自分の身を守るよりも
*自分の身を守るよりも
*未来に遺伝子を運んでくれる子どもが大切なのは
*利己的遺伝子にとってみれば当たり前の話なのだ
☆コチドリたちは、命をかけて子どもを守る
☆コチドリたちは、命をかけて子どもを守る
*それがコチドリの子育てである
*子どものためには、自分の命は惜しくない
*子どものためには、自分の命は惜しくない
*それがコチドリの親なのだ
(敬称略)
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⛳出典、『生き物の死にざま』
「コチドリ」「擬傷」「生物の体、遺伝子の乗り物」「遺伝子の受け渡し」
(ネットより画像引用)