慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『臨死体験と科学』『臨死体験と体外離脱』『がん告知の受容の「五段階」』

2024年08月07日 | 医療
🌸「暗いトンネル」を抜けて1

⛳科学の領域に入ってきた「臨死体験」
 ☆瀕死の経験のある方に、一連の不思議な体験が見られることがある.
 *川だったり、光に包まれた威厳のある人物を見たり
 *あるいは祖先に出会ったりと
 *世界各地の宗教的なモチーフが出てくることが多い
 ☆臨死体験は20世紀から、アメリカで大規模の症例検討がされている
 *臨死体験は科学の方法「仮説と実証」で「実証」がされないまま
 *信憑性とはほど遠い扱いをされてきた
 ☆近年、臨死体験も
 *あらゆる宗教・文化圏・民族を超えて共通する経験であることから
 *脳の機構に由来する生理的現象なのではないかとする考え方が
 *神経学一般の共通認識となってきた
 ☆瀕死は、心電図あるいは脳波や血液検査に結果が出る
 *瀕死を経験した患者さんの中に、臨死体験があったことを裏付ける
 *共通の検査結果は得られなかった
 ☆臨死体験、脳の生理学的機能に基づいた自然現象である見解
 *それが、科学的共通認識に至ったのは
 *「側頭頭頂接合部刺激による体外離脱体験」の発見の寄与が大きい

⛳キューブラー=ロスと「死の医学」
 ☆心筋梗塞、アナフィラキシー・ショック、交通事故など
 *さまざまな理由でいったん「心肺停止」状態となり
 *その後、蘇生術に反応して回復した方々のうち
 *2割前後で、臨死体験が経験されたと報告されている
 *共通するキーワード
 *身体こ外に出て、飛ひ回ることができる「体外離脱体験」である
 *動かない自分の身体を目撃して浮遊する、完全な体外離脱体験の他
 *身体の外に出た、浮遊したなどという体験を含めると
 *臨死体験の8割以上でこれを伴う
 ☆臨死体験を医学的な問題だと認識して熱心に取り組んだ医者の一人
 *エリザベス・キューブラー=ロス氏
 *ロスは末期がんの患者さんが入院する病棟で精神科医をしていた
 *多くのがんが、数ヶ月かけて死に向かう「死の病」であった
 ☆患者は「死の病」と診断され、だんだんと衰弱していく中で
 *堪えがたい死への恐怖や痛みに苦しむと
 *ほとんどの患者さんは、因果関係を探ろうとする
 ☆当時緩和医療という考え方もなく
 *痛みや不安を取り除く方法を誰もまだ知らなかった
 *「やり尽くしました」と事実をありのままに語って
 *絶望を与えてしまうのか、あるいは事実と異なる見解を告げるのか
 *その判断は医者に任されていた
 ☆ロスは、死を宣告された患者さんや家族
 *共通の段階を経て、それを受け入れていくことに気づくことになった

がん告知―受容の「五段階」
 ☆主治医からもう治療法は残っていない
 *あとは死に向かって残された時間を過ごすだけ
 *うつうつと考え日々を経るうちに、これまでの自分の人生に納得し
 *皆との助け合いの日々に感謝し、心穏やかに事実を受け容れることに至る
 ☆「否認」「怒り」「取引」「抑うつ」「受容」のプロセス
 *「末期がん告知の受容の五段階」として『死ぬ瞬間』として提案された
 *エリサベス・キューブラー=ロスという偉大な観察者が見出した
 *20世紀の中で最も重要な発見の一つである
 ☆この発見により、人の心と対峙する道標が得られた
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
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⛳出典、『死の医学』








『臨死体験と科学』『臨死体験と体外離脱』『がん告知の受容の「五段階」』
(『死の医学』記事他より記事画像引用)
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『活仏』『李氏朝鮮の宗教政策』『フィリッピンカソリック』『シク教』

2024年08月07日 | 宗教
🌸中国の宗教2

インドから伝播するヒンズー教と仏教
 ☆東南アジアで、ヒンズー教が信仰として受け継がれているエリア 
 *インドネシアのバリ島に限られる
 *バリ島におけるヒンズー教はバリ、ヒンズーと呼ばれる
 *東南アジア全体を考えると、ヒンズー教は根づかなかった
 ☆大乗仏教も東南アジアに根づかなかった
 *東南アジアにはインドから仏教が伝えられ、
 *一時期は大乗仏教が信仰された時代もあった
 *イスラム教徒の侵入などもあり、大乗仏教は衰えた
 ☆仏教の信仰そのものが盛衰をくり返していくなかで
 *東南アジアには上座部仏教が改めて伝えられた
 *スリランカ、ミャンマー、タイなどで定着していく
 ☆上座部仏教の特徴
 *厳格な出家主義が守られている
 *上座部仏教の僧侶は僧院で集団生活を営み、生産活動を行わない
 *出家した僧侶は戒律に則った生活を実践し
 *在家の信徒からの尊敬を集めてきたことから
 *人々の生活のなかに根差し、永続性をもった
 ☆インドから直接仏教が伝えられた地域がチベット
 *チベット仏教の特徴は「活仏」の信仰にある
 ☆活仏は如来や菩薩が人間に化身したもの
 *その人間が亡くなると別の人間に転生すると考えられている
 *そうした活仏の思想から生まれた
 *ダライ・ラマやパンチェン・ラマといった高僧の制度である

中国から仏教が伝わった地域
 ☆漢字文化圏に属する朝鮮半島、日本、ベトナム
 *朝鮮半島には、日本より早く仏教が伝来した
 *朝鮮半島における仏教は、中国の影響を受けっつ隆盛した
 *日本と同様に、法相や華厳の教えからはじまって
 *密教や浄土教思想、観音信仰や弥勒信仰、天台や禅宗の教え
 *盛んに取り入れられ、各種の仏像も造像されていった
 ☆朝鮮半島では、中国から伝えられた道教との習合も進む
 *現世利益をもたらす祈祷なども実践される
 ☆日本に仏教を伝えたのは百済の聖明王
 *朝鮮仏教は日本仏教の形成に大きな影響を与えていく
 ☆朝鮮王朝(李氏朝鮮)の宗教政策
 *朝鮮王朝は儒教を国教とし、くり返し廃仏を行った
 *中世の朝鮮半島において仏教は衰退した
 ☆中国から大乗仏教が伝えられたベトナム
 *ベトナムは、かっては漢字文化圏に属していた
 *中国との密接な関係から、ベトナムには大乗仏教が伝えられた

⛳アジアに於ける豊かな宗教世界
 ☆アジアに浸透した宗教としてはイスラム教とキリスト教
 *インドネシアは人口が多いので、世界で最大のイスラム教国
 ☆一神教的な性格が強いイスラム教
 *アジア土着の宗教と対立関係になる
 ☆キリスト教はアジア各地に影響を与えた
 *信者を獲得したが、支配的な宗教となっている国フィリピンだけ
 *国民の90%がキリスト教徒で。多くがカトリックの信仰
 *フィリピンの場合は、植民地化される以前の段階で
 *インドや中国の影響を受けることが少なく
 *文化的あるいは宗教的な意味で空白地帯であった
 ☆今日の韓国の宗教
 *儒教が一時国教化されることで
 *朝鮮半島では仏教が衰え宗教的な空白ができた
 *戦後の経済発展のなかで、空白を埋める形でキリスト教が広まった
 *現在、韓国ではキリスト教徒の占める割合は30%程度
 ☆韓国のキリスト教には新宗教的な要素が取り入れられ
 *布教師が神憑りするなど、日本人がイメージするエリート宗教としての
 *キリスト教からは遠い部分がある
 ☆アジア生まれの宗教としては、16世紀からのシク教
 *シク教はインドに生まれた宗教ではあるが、一神教的な性格がある
 ☆アジアでは、さまざまな宗教が共存し混清する
 *それは、宗教世界の豊穣さに結びついている
 *地域全体に共通する単一の宗教が存在しないことで
 *宗教が文化的にアジア全体を統合する機能を果たすことがない
 *それは、アジアを政治的、経済的に統合する際足枷にもなる
                        (敬称略)
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⛳出典、『世界の宗教がざっくりわかる』





『活仏』『李氏朝鮮の宗教政策』『フィリッピンカソリック』『シク教』
(ネットより画像引用)
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『慢性炎症』『自然・獲得免疫』『体液・細胞性免疫』

2024年08月07日 | 医療
🌸加齢で衰えてしまう免疫

 ☆免疫は、自己と非自己を識別して異物を排除する防衛機能
 *免疫は、老化に伴ってその働きは低下する
 *それが、感染症や発がんに対する抵抗力の低下を招く
 ☆白血球が免疫を担っている

⛳白血球の中の役者たち
 ☆免疫反応には2つのパターンがある
 ①自然免疫(生まれつき備わっている免疫)
 *異物排除が不十分な場合に獲得免疫が動き出す
 *白血球の中で自然免疫に登場する主な役者
 ☆好中球
 *これらが、病原体などの特有の構成成分をパタ―ン認識して
 *手当たり次第に立ち向かう
 *また、炎症性サイトカインを放出して周囲の細胞に警報を発する
 *自然免疫で真っ先に駆けつける火消し役は好中球
 *好中球は、異物を食べて分解する食細胞
 *他の白血球を応援部隊として呼び込む役割も持っている。
 ☆マクロファージ
 *ウイルスや細菌に加えて死んだ細胞なども食べる「生体内の掃除役」
 *サイトカインを放出して周囲の細胞を刺激する
 ☆樹状細胞は食細胞の一種
 *異物の抗原情報を、獲得免疫に関わる
 *ヘルパT細胞、キラT細胞に伝える働きを担っている
 ☆NK細胞
 *ウイルス感染細胞やがん細胞などを退治する
 ☆自然免疫は獲得免疫とは異なり
 *異物(抗原)を記憶しておくことはできない

ビンポイント攻撃を行う獲得免疫
 ➁獲得免疫
 *個々の異物に選択・特異的に働く「ピンポイント攻撃」が特徴
 *獲得免疫は、液性免疫と細胞性免疫に分けられる
 *立役者はリンパ球の一種T細胞とB細胞
 *T細胞にはヘルパT細胞、キラT細胞、制御性T細胞
 ①体液性免疫
 *樹状細胞から抗原情報を得たヘルパT細胞
 *B細胞に抗体を作るように指令を送る
 *産生された抗体は補体と協力したり
 *食細胞を活性化したりして、異物を攻撃する
 *抗原に反応したB細胞の一部、メモリーB細胞になり異物を記憶する
 ➁細胞性免疫
 *免疫細胞が感染細胞やがん細胞を直接攻撃する
 *樹状細胞の抗原提示を受けたヘルパT細胞
 *サイトカインを出してキラT細胞やNK細胞を活性化させる
 ☆制御性T細胞は、免疫細胞が正常な細胞を攻撃するのを防ぐほか
 *免疫反応が過剰にならないようにセーブしている
 ☆キラT細胞の一部がメモリーT細胞になる

⛳機能低下だけでなく、余計なこともする
 ☆自然免疫も獲得免疫も、加齢に伴い働きが低下する
 ☆B細胞もT細胞も、元になる細胞は骨髄で作られる
 *未熟なT細胞は、胸腺で教育。選抜され一人前になる
 *胸腺の機能は加齢とともに大幅に萎縮してしまう
 *胸腺の機能低下によるT細胞の成熟障害他、骨髄の機能も低下する
 ☆T細胞もB細胞も、加齢によって総数はそう減らない
 *抗原に出合ったことがないナイーブ細胞の割合が低下して
 *新たな抗原に応答したり、記憶したりする力が落ちる
 *若い人に比べて高齢者では予防接種の効きが悪い
 ☆自己と非自己の識別機能の低下・混乱で
 *自らの体を攻撃してしまう自己免疫疾患などを誘発する
 *免疫老化が進むと、炎症反応が起きやすくなる
 *制御する働きも落ちるため、体の中に蓄積して慢性炎症が生じる
 *慢性炎症は、高齢者特有の多くの病気に関わる
                        (敬称略)
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⛳出典、『老化と寿命の謎』






『慢性炎症』『自然・獲得免疫』『体液・細胞性免疫』
(『老化と寿命の謎』記事他より画像引用)
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『プラス50gの肉』『コレステロール』『遅延型アレルギー』

2024年08月07日 | 生活
🌸おいしく、多めに食べる1

エリザベス女王、美しく長寿だった秘訣はタンパク質
 ☆食は「必要量のタンパク質を摂っていた」と伝えられている
 *「タンパク質と野菜、果物を多めに摂ること」を心がけ
 *会食がない日のランチ、チキンか魚のグリルを食べることが多かった
 ☆女王の健康信条のうち、筆者が最も注目するのは
 *意識的にタンパク質を摂られていたこと
 *「肉」は、総重量の20%程度のタンパク質を含んでいる
 *白飯(約3%)や野菜(1~3%)に比べると、格段に多い
 ☆タンパク質は、内臓、筋肉、肌など、人体を形づくる主成分
 *タンパク質が不足、内臓の働きが衰え、筋肉が落ち、肌質も劣化する
 *免疫抗体、ホルモン、酵素等、人体をコントロールする重要物質の材料
 *タンパク質が不足は、免疫機能が低下する
 ☆高齢者は肺炎をこじらせて、亡くなることが多い
 *若い人に比べて、肺炎が重症化しやすい
 *タンパク質不足による免疫力の低下がその一因

1日プラス50グラムの肉を食べよう
 ☆1日に必要なタンパク質の量は、男性60g、女性50g
 *肉以外の食材も含めてクリアすればいいものですが
 *筆者がとくに「肉食」をおすすめするかというと
 ☆肉類は、他の食品よりも「コンステロール」を多く含んでいる
 *日本では、長年コレステロールが目の敵にされてきた
 *日本人の頭には「コレステロールを減らす=健康」という
 *誤った常識が刷り込まれてしまった
 ☆中年期までは、コレステロールが多すぎると
 *動脈硬化を引き起こすリスクが高まる
 *高齢になってからは、「コレステロール値が高い人ほど、健康」
 ☆コレステロールは「細胞膜」をつくる重要成分
 *コレステロールが不足すると、細胞の再生がうまくいかなくなり
 *内臓、筋肉、肌など、体のあらゆる部分の老化が進む
 *コレステロールは「性ホルモン」の原料にもなる
 ☆男性の場合、コレステロールが足りないと
 *男性ホルモンのテストステロンの量が不足し
 *肉体面では筋肉が落ち、精神面でも意欲や気力が乏しくなる
 *むろん、性機能も衰える
 *日本人が中年以降、セックスレスになりがちなのも
 *「コレステロールを減らす」という誤ったキャンペーンの影響
 ☆コレステロールは、脳内では
 *重要な神経伝達物質セロトニンの運搬役を務めている
 *コレステロール値が低くなると、メンタル面が不安定になり
 *うつ病にもかかりやすくなりる
 ☆「肉食」、タンパク質とともに、コンステロールを最も摂取しやすい
 *少し意識すれば、「プラス50g」の肉を食べる目標達成できる

⛳牛肉、豚肉、鶏肉、どれもまんべんなくが理想
 ☆肉類は、ひとつの種類に偏らず、牛肉、豚肉、鶏肉等
 *まんべんなく食べるのをお勧めする
 *タンパク質の量だけを考えれば、「若鶏のささ身」がいちばん
 ☆ボクシング選手も、それ以外の肉は口にしない
 *効率的に筋肉をつけ、体脂肪率を下げる(減量)には
 *「若鶏のささ身」が効果的な栄養の摂う方だ
 *そうした特殊な食べ方が、高齢者の健康長寿につながるか別問題
 ☆多くの種類の肉を食べたほうがいいのは
 *「遅延型アレルギー」を防ぐためでもある
 *肉に限らず、毎日、同じものを食べ続けるのは危険です
 *「遅延型アレルギー」を招くおそれがあるから
 ☆海藻もそばも 「健康にいい」とされる食材ですが
 *「ばかり食」は、かえって不健康な状態を招く
                        (敬称略)
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⛳出典、『80歳の壁』(実践編)




『プラス50gの肉』『コレステロール』『遅延型アレルギー』
『80歳の壁』記事他より記事画像引用)
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