慶喜

心意気
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『死に目に会う為の処置の意味?』『死に対して医療は無力』

2024年09月11日 | 医療
🌸死に目に会うことの意味

 ☆文字ばかりで恐縮ですが
 *医師側から見た『看取り』の内容なので
 ☆何か『人間のライフクロック』を感じさせられます

⛳死に目に間に合わせるための非道
 ☆日本では死に目に会うこと、重大事と受け止めている人が多い
 *特に親の死に目に会うのは、子として当然の義務
 *最後の親孝行のように言われたりもする
 ☆筆者が在宅医療で診ていた乳がんの女性
 *臨終が近づいたとき、入院の手続きをとった
 *患者さんが最後は病院でと希望していたから
 ☆病院の主治医から患者さんが亡くなったという報告書が届く
 *報告書によると、看護師が午後8時巡回したときさ異常なかったが
 *午後10時に巡回すると、心肺停止の状態になっていた
 ☆看護師はすぐに当直医に連絡
 *当直医は気管内挿管をして、人工呼吸器につなぎ
 *カウンターショックと心臓マッサージで心拍を再開させた
 *その後、ステロイドや強心剤を投与して
 *翌日の午後8時に、無事、家族に見守られて永眠した
 *家族が、死に目に会うことを実現させられたと
 *いささか誇らしげに書いてあった
 ☆家族は喜び感謝したでしょう
 *亡くなった患者さん本人はどうだったでしょうか
 ☆実態を知る私としては、なんという無茶なことをとあきれた

 ①人工呼吸のための気管内挿管
 *口から人差し指ほどのチューブを気管に挿入する
 *意識がない状態でも、反射でむせる
 *歯が折れたりして、場合によっては、口は血だらけになる
 ➁カウンターショック
 *裸の胸に電極を当てて電流を流す
 *往々にして皮膚に火傷を引き起こします
 ③心臓マッサージ
 *肋骨や胸骨を骨折させる危険性が高い
 ☆寿命に従ってせっかく静かに亡くなっていた患者さんに
 *のどに太いチューブを差し込んで、機械で息をさせ
 *火傷を起こす可能性のある、電気ショックを与え
 *肋骨や胸骨がバキバキ折れる心臓マッサージをする
 ☆心臓を無理やり動かしてまで
 *家族が死に目に会えるようにすることが
 *果たして人の道に沿ったものでしょうか

⛳非道な蘇生処置の理由
 ☆患者さんに非道な蘇生処置をした当直医
 ①まだ経験の浅い若い医者か
 ②医療に前向きな信念しか持たない医者か
 ③あとで遺族から非難されることを恐れる保身の医者
 ☆①未熟な医者
 *心肺停止という状況で反射的に教えられた通りの処置を行つたケース
 *経験を積めばそんな無駄で残酷なことはしなくなる可能性があります
 ☆②医療の善なる面のみに目を向ける医者
 *医療の弊害や矛盾、あるいは限界から目を背ける医者です
 *むずかしい状況の患者さんを積極的な治療で救うこともありますが
 *無理な治療で患者さんを苦しめ、逆に命を縮めたりする危険性もある
 *純粋、努力家である反面、己の非はぜったいに認めないタイプ
 ☆保身の医者
 *厄介なケースで、患者さんのためにならないことを知りつつ
 *言わばアリバイ作りのために蘇生処置を行う医者
 *何もしないで静かに看取ると
 *よからぬ噂を立てる人がいるからです
 ☆看護師が巡回したら
 *心肺停止になっていましたなどと告げたら
 *遺族によっては、激昂する人も出かねません

⛳死に対して医療は無力
 ☆世間の人は医療は無力と思っていないので
 *医者はベストを尽くすフリをせぎるを得ない
 ☆それが患者さん本人にとって
 *どれほどの害を与えていることか
 ☆死を受け入れたくない気持ち理解できますが
 *何としても死に目に会うとか
 *最後の最後まで医療に死を押しとどめてもらおうとか思っていると
 ☆死にゆく人を穏やかに見送ることは、とてもむずかしくなる
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『人はどう死ぬのか』




『死に目に会う為の処置の意味?』『死に対して医療は無力』
(ネットより画像引用)

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