🌸脳を切る 悪魔の手術ロボトミー2
⛳「ロボトミー」登場の衝撃
☆モニスが前頭葉の一部分を切った
*フリーマンは、前頭葉と視床の間の神経線維の切断にたどり着く
*フリーマンは自分たちの手術方式に「ロボトミー」の名前をつけた
☆フリーマンのすごさ
*手術で治せるなどとは考えられなかった神経疾患や精神疾患
*メスを入れることで治せると外科的に対処してみせたこと
*多くの人々の認識に揺さぶりをかけた
*統合失調症など精神疾患の多く今でも外科的には治療できない
☆現在は、パーキンソン病などの神経疾患に関しては
*手術で症状を改善することができるようになってきた
☆脳は非常に細かい神経線維が複雑に絡まり合った塊なので
*現代の脳外科手術では治療器具を機械で固定して
*直径1~2ミリの部分をビンポイントで狙う繊細な精度で行う
☆フリーマンはマスメディアを積極的に利用した
☆フリーマンはマスメディアを積極的に利用した
*記者たちを集めては手術前後の様子を取材させた
*ロボトミーを奇跡を起こす″魔法の手術″として紹介した
☆時の人となったフリーマンのもとには
*ロボトミーを奇跡を起こす″魔法の手術″として紹介した
☆時の人となったフリーマンのもとには
*精神疾患に悩む患者やその家族が次々に訪れるようになる
*有名人もやってきた (アメリ元大統領ジョン・F・ケネディの妹)
⛳普及した改良型ロボトミー
☆戦後の混乱期に、50万人を超える精神疾患の患者たち
*設備もない精神科病院にただ無造作に詰め込まれていった
*ロボトミーは、衝撃的な手術であった
*準備がほとんどいらず麻酔の代わりに
*ロボトミーは、衝撃的な手術であった
*準備がほとんどいらず麻酔の代わりに
*精神科医が扱い慣れた電気ショック装置で患者を昏睡状態にする
*目の裏側にある頭蓋骨の一番薄い部分に向け
*アイスピツクを差し込んで脳に分け入り、神経組織をかき切る
*時間にしてわずか10分足らずの、簡単な手術だった
☆新しいロボトミーに公立病院が飛びついた
☆新しいロボトミーに公立病院が飛びついた
*精神疾患患者であふれ返っていた公立病院
*長期入院患者を退院させることができる
*それまで暴れていた患者が落ち着きを取り戻し
*それまで暴れていた患者が落ち着きを取り戻し
* 症状が改善に見えたことがロボトミーの普及を後押しした
☆宗教の布教活動のような情熱で、フリーマンは全国を飛び回る
☆日本では、戦前新潟医科大学で、国内最初の前頭葉切除手術を行った
☆宗教の布教活動のような情熱で、フリーマンは全国を飛び回る
☆日本では、戦前新潟医科大学で、国内最初の前頭葉切除手術を行った
*戦後は、東京都立松沢病院や日本医科大学において
*精神疾患の治療としてロボトミーが取り入れられ広がる
☆フリーマンとロボトミーの前途に、暗雲が漂い始める
☆フリーマンとロボトミーの前途に、暗雲が漂い始める
*手術による重篤な副作用が問題になり始めた
☆ジョン・F・ケネディの妹も、悲惨な運命を辿った
*ロボトミーによって人格が破壊され、重い後遺症に苦しみ
*家族から隔離されて養護施設に入ることになった
*彼女は亡くなるまでの60年あまりを、施設でひっそりと過ごした
☆劇作家テネシー・ウィリアムズの姉ローズもまた
*ロボトミーの犠牲者の一人だった
*ローズ・ウィリアムズも後遺症に悩まされ
*長い余生をサナトリウムで過ごさざるを得なかった
(敬称略)
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⛳出典、『闇に魅入られた科学者たち』
『脳にメスを入れる』『ロボトミー手術の副作用』『ケネディーの妹』
(ネットより画像引用)
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