慶喜

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SNSのバカと無知の問題

2023年01月31日 | 生活
🌸バカと無知3

バカと利口が熟議するという悲劇
 ☆バカと利口が「熟議」すると悲惨なことになる
 ☆バカと利口の「平均効果」で、現代社会で起きている混乱
 *SNS等では、すべての発言が平等に表示される
 *SNS「言論空間の民主化」ともてはやされたが
 *陰謀論の温床になることがわかり、当初の熱狂は消え失せた
 ☆わたしたちは、見ず知らずの相手の発言を評価するとき
 *実績よりも「自信」を参考にする
 *どれほどバカげた主張でも
 *相手が自信たっぷりだと思わず信じてしまう
 ☆人が増えてだまされるリスクが大きくなる社会では
 *信用を補完するさまざまな社会制度が生まれた
 *それは身分やイエ、いまでは学歴や資格、所属する組織だ
 ☆SNSには、信用を補完するものがほとんどない
 *検索も匿名アカウントには使えない
 *フォロワーの数を知れるが、信用力と連動している保証はない
 ☆わたしたちは、匿名の信用力が本名に劣るとも思つていない
 *ひとは「進化の設計図」で、SNSの投稿をデフォルトで信用する

「反ワクチン」派のプロパガンダ
 ☆「ワクチン接種の翌日に突然死した」
 *しかし、そのことはいっさい報じられていないという類の匿名投稿
 *投稿者、医療関係者?接種後の突然死が検証は不可能だ
 *だからといつてつくり話と決めつけることもできない
 *ひとは性善説で「そんなこともあるかも」とデフオルトで信用する
 ☆記事を疑うためには
 *そのアカウントの過去の投稿を調べたりするのが必要
 *しかし、その様なひとはほとんどいない
 *なぜなら「面倒くさい」から
 ☆脳は大量のエネルギーを必要とする器官なので
 *認知的な知能力を徹底的に節約するようにできている
 ☆脳は、いったん「信じる/信じない」と決めてしまったら
 *その判断を見直そうとは思わない
 *問題なのは「平均効果」で、自分の判断を過大評価してしまう
 *この状況で自分とは異なる主張に接すると
 *ひとは、それを個人攻撃だと思う
 *ひとは攻撃されれば反撃するし
 *自尊心を守るためにはどんなことでもする

SNSで執拗に誹謗中傷を繰り返す要因と問題
 ☆傷ついた自尊心を回復しようとする死にものぐるいの抵抗なのだ
 *自分の方が優位だと思っている相手から批判されると
 *アィデンティティヘの重大な脅威になる
 *自分が白人であることしか誇るものがないのが「白人至上主義者」
 ☆「女は男より劣つている」というジェンダー観をもつている場合
 *男性中心主義への批判を異常に敵視するようになる
 *「フェミニスト」が男社会を過剰に敵視する傾向も
 *日本だけでなく世界で起きている
 ☆SNSでは、なにが事実でなにがフェイクか検証されないまま
 *異なるアイデンティティをもつ者が互いに
 *「部族」をつくって罵詈雑言をぶつけかないことが問題だ
 ☆問題を解決するには、投稿者一人ひとりを本人と紐づけて
 *ルール違反を即座に処罰できるようにしなければならない
 ☆投稿者の信用度を評価して公開して
 *一定以下だとSNSから排除する仕組みも必要だ
 ☆原理的に考えれば、バカを排除する以外に、
 ☆「バカに引きずられる効果」から逃れる道はない

過剰敬語「よろしかったでしょうか」の秘密
 ☆痛みの特徴は、他の感覚とは異なって、即座の対処が必要なことだ
 ☆生物は、なんらかの攻撃を受けてるとき放置すことはできない
 ☆こうした状況は「闘争か逃走か」だ
 *攻撃を受けた時生き物はまず逃げようとし、無理なら反撃する
 *逃げる事も戦うことも出来ない絶対絶命の時
 *体温と心拍数を下げ、胃や腸内の物を排出し意識を失う
 *「死んだふり」をする
 (捕食者が死んだ動物の肉を食べない)
 ☆学校のいじめ問題
 *いじめられた子どもは逃げる闘うことできずフリーズする
 *これは、脳にとり大音量で警報が鳴っている状態
 *日常化するとさまざまな深刻な精神症状が現われる
 ☆いじめ問題の本質
 *学校という逃げ場のない空間に
 *同世代の子どもたちを″監禁”する
 *進化の歴史ではあり得ない「異常な文化」にある
 ☆人は、いったん自尊心への脅威だと見なすと
 *脳はただちに「攻撃モード」になる
 *相手の言葉に耳を貸さない
 *この時点で、熟議も説得も不可能になっている
 *かっては、文化規範があった
 (年長者は年下に、男は女に優越的に振る舞うのが当然等の)
 *共同体の構成員全員がこの規範に従うのなら
 *「身分」に則った言動が自尊心を傷つけることはない
 ☆教育が成立するには
 *教師と生徒は「身分」がちがわなければならない
 *「学校はそういうところ」という合意が成立していて
 *はじめて、教師は生徒を叱りつけることができる
 ☆社会のリベラル化が進み
 *生徒が教師と対等だと思うようになると
 *叱責は自尊心への攻撃と見なされる
 *教師―生徒の枠組みが壊れ「校内暴力」や「学級崩壊」が起きる
 ☆近年、生徒たちがおとなしくなったのは、
 *教師が生徒と「友だち」として接するようになり
 *自尊心を傷つけなくなったからだろう
 ☆人間関係がフラットになると
 *どんな言葉が相手を傷つけるかわからなくなる
 *若者は、「よろしかったでしょうか」のような過剰な敬語を使う
 *会社でも上司が部下に敬語で話しかけるのが当たり前になった
 ☆すべての会話が相手の自尊心を傷つけないよう
 *細心の注意を払つて行なわれている
 ☆アメリカでは平社員が上司ばかりか社長まで
 *名前で呼び捨てにする、逆の方向で形式上の平等が達成されている

人間は匿名の陰に隠れるとかぎりなく残酷になる
 ☆戦場で想像を絶する残虐行為が行なわれるのは
 *軍隊が個人ではなく匿名の「兵士」の集団だからだ
 ☆SNSは人類の進化には存在しない環境で
 *自分は安全な場所にいながら相手を一方的に攻撃できる
 *言論空間のプラットフオームとして最悪の環境をつくり出した
 ☆そこでは、ささいなことで自尊心を傷つけられたと感じた者たち
 *罵詈雑言や誹謗中傷をぶつけ合っている
 ☆悩ましいのは、だったらどうすればいいかの答えがないことだ
                      (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『バカと無知』





SNSのバカと無知の問題
(ネットより画像引用)

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