全米で話題騒然の小説『パチンコ』

🌸在日パチンコ家族4世代の物語にアメリカ人が共感する

　☆一家は戦後、日本でパチンコを生業として成功する

　☆韓国と日本を舞台にした、在日韓国・朝鮮人の４世代にわたる年代記

　☆米国で、ベストセラーになり、全米図書賞の最終候補にもなった

⛳韓国が舞台での『パチンコ』の概要、韓国が舞台

　☆小説は１９１０年の釜山からスタート

　＊この年、大日本帝国が大韓帝国との間で日韓併合条約を締結

　☆釜山の漁村に住む漁夫の夫婦がいた

　＊夫婦は息子に学校で韓国語と日本語を学ばせた

　☆息子は結婚し労働者用の宿屋を経営した（第一世代）

　＊妻は娘を生み、夫が亡くなったが、娘の助けを借りて宿屋を営み続けた

　＊娘は生真面目な少女だった（第二世代）

　＊娘は、年上の裕福そうな男から誘惑されて妊娠する

　＊相手が既婚者だと初めて知った娘

　＊田舎の漁村で未婚の女が妊娠するのは醜聞だった

　＊若い牧師牧師が現れ、妊娠した娘に結婚を申し込む

　（牧師は、結核で倒れたときに母娘の看病に恩義を感じていた）

⛳日本が舞台の『パチンコ』の概要

　☆牧師の兄の誘いで、牧師夫妻は大阪に移住する（第二世代）

　＊韓国人牧師が得られる収入が。大阪ではほとんどない

　＊牧師夫婦は、牧師の兄の収入に頼ることになった

　＊牧師の兄も、日本人より安い賃金で働かされていた

　＊日本の思想弾圧で、牧師が逮捕され、一家はますます窮地に陥る

　＊牧師の兄は、妻たちが外で働くことを固く禁じる

　＊牧師の妻は、牧師の兄の妻が作ったキムチを売って家計を支える

　＊牧師は、刑務所で結核が悪化し、解放直後に死んでしまう

　☆牧師の子供たち（第三世代）

　☆長男は、早稲田大学で英文学を学ぶ夢を叶える

　＊自分の誕生の秘密を知って絶望する

　＊母を罵り、家族を捨て、見知らぬ土地で日本人として生きようとする

　☆次男は、パチンコ店に勤務して頭角を現す

　＊自分でも店を持ち成功する

　＊ひとり息子をアメリカの大学に留学させる

　＊次男の、亡き妻が抱いていた夢の実現であった

　☆次男の息子、日本で外資系の投資銀行に勤務（第四世代）

　＊自分が在日韓国人として扱われる現実を実感する

⛳『パチンコ』の概要、アメリカでの反響

　☆在日韓国人の４世代にわたる年代記、米国ででベストセラーになる

　＊場所や人種が異なっても「移民の苦労話」が普遍的なものだから

　☆２０世紀前半、米国に移住したアイルランド系やイタリア系移民

　＊ニューヨーク、ボストンでは、アイルランド系警察官多い

　（差別の結果）

　☆紀元前からのユダヤ人の迫害＆差別

　＊ユダヤ系には金融業、医師、弁護士、科学者が多い

　＊ユダヤ人は、就業が禁じられていた職種が多い

　☆２０世紀の日本での在日韓国・朝鮮人のパチンコ経営

　＊これらに比類するものなのだ

　☆『パチンコ』は日本人にとり居心地が悪い小説かもしれない

   ☆筆者によれば、日本でのパチンコ経営の現状こそ

　＊在日朝鮮人が置かれている社会的立場の縮図となっていると述べる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）

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⛳出典、「ニューズウィーク」

全米で話題騒然の小説『パチンコ』

（ネットより画像引用）