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マリエの「枕営業」告発と米国「#MeToo」との差

2021年09月21日 | メディアへの疑問
🌸マリエの「枕営業」告発と米国「#MeToo」との差

 ☆日本では、テレビや新聞で完全スルーされる本当の理由

大勢の女性が被害に遭っている可能性がある
 ☆健全な民主主義を維持には強力なジャーナリズムが欠かせない
 ☆日本では、権力をチェックして弱者を守る報道機関が機能不全
 ☆日本の民主主義の土台は揺らいでいる
 ☆「国際女性デー」の「HAPPY WOMAN AWARD 2021 for SDGs」
 *表彰式に出席したタレントのマリエさんの「枕営業」告発
 *ネット上で激震を起こしている
 *大手新聞・テレビ局は完全にスルーしている
 ☆マスコミが以下の理由でスルーするなら大間違い
 *「古い話で裏も取れていないから報じる価値なし」
 *「一芸能人の暴露話に付き合っていられない」など  
 ☆マリエの告発は公益性が高い
 *報道機関が最優先で取り組まなければならないテーマだ
 *芸能界全体にセクハラが蔓延
 *大勢の女性が被害に遭っている可能性がある

競争力の源泉である「裏取り」をしない報道機関
 ☆マリエの告発は実名入りで衝撃的
 ☆マリエさん15年前、島田紳助から肉体関係を迫られた
 *現場にいた出川哲朗やお笑いコンビ「やるせなす」からも煽られた
 *マリエさんは、その後、紳助司会の番組を降板させられた
 *出川と「やるせなす」の事務所は、告発内容を否定している
 ☆現状ではマリエの証言以外に証拠がない
 *どこまで本当なのか分からない
 *だから大手メディアがスルーする理由にはならない
 *自ら裏取りすればいいのだ
 *被害者側に証拠集めを丸投げするのは、報道機関として失格だ

米国「#MeToo」報道はピュリツァー賞を受賞
 ☆マリエの告発は、米ハリウッドのセクハラ事件と酷似している
 ☆大物プロデューサーがカネと権力を武器に
 *数十年にわたって性的暴行やセクハラに手を染めていた
 ☆大手メディアの対応は日米で百八十度異なる
 *アメリカでは大手メディアが被害者の声を集める
 *綿密な裏取り取材を重ね、特報を放っている
 ☆この事件が、世界的な「#MeToo」運動の起点
 *公益にかなったジャーナリズムのお手本
 *特報をモノにしたのは、高級紙の代表格ニューヨーク・タイムズ他
 ☆米国「#MeToo」報道はピュリツァー賞を受賞した

⛳告発者を全面支援する米大手メディア
 ☆メディアは加害者のプロデューサ側も含めて多角的に取材している
 ☆ニューヨーク・タイムズ紙他
 *同紙は被害者の説得に当たり、何か月もかけ取材している
 *証拠はプロデューサと被害者の間の守秘義務契約を含み
 *インタビュー相手は何十人にも及んだ
 *決定的な証拠があるわけでもなく、疑惑が表面化しなかった事件
 *多くの被害者は泣き寝入りを強いられていた
 *プロデューサは逮捕・起訴され、23年の実刑判決を受けた
 ☆取材は女性記者は、一番大変なのは、被害者の説得だったと語る
 *被害者から実名告発の同意を得るのに苦心した

⛳マリエの告発は「芸能界でよくある話」ではない
 ☆日本の芸能界でもかねてから「枕営業」のうわさがある
 ☆吉本興業を代表する芸人であった紳助をめぐって
 *実名告発に名乗り出る女性が現れた
 *米国プロデューサ事件と同じ構図である
 ☆米国と日本のマスコミには大きな違い
 *マリエは孤立無援
 *大手メディアから完全に無視されている
 *ネットや週刊誌上で話題になっているにすぎない

大手新聞社記者が、新聞界の消極的な理由を語る
 ☆第一に「われわれは次元の高い問題を扱っている」
 *ゆがんだプライドを持っている
 *芸能ネタにニュース価値を見いだしていない
 *枕営業は仮にあったとしても下品であり論外と考えている
 ☆第二に、ジェンダー問題に対する感覚がマヒしている
 *マリエの告発は「芸能界でよくある話」ではなく
 *女性の人権に直結するテーマである
 *しかし、人権問題として取り上げる発想に至らない
 ☆第三に、調査報道に真剣に取り組んでいない
 *「マリエはうそをついているかもしれない」と考える
 *訴訟リスクを気にしている
 *自ら証拠を集める気概を欠いている
 *「警察が動いた」等の“事実”を得られなければ、何も書けない

フジテレビがニュース番組で「枕営業」を取り上げない理由
 ☆民放テレビ局は、新聞社以上にマリエに触れにくい状況
 *吉本興業やジャニーズ事務所の芸能界とズブズブの関係にある
 *芸能界に対して忖度しがちで、自局番組と関係していればなおさら
 ☆マリエの告発で焦点になっているのは
 *彼女が紳助と共演していたフジテレビ系バラエティ番組
 (「クイズ! ヘキサゴン」)
 ☆フジテレビは社内に当時の関係者を抱え、取材上有利である
 *同社報道局がマリエや紳助を徹底取材し
 *自社ニュース番組で取り上げる展開はあり得ないだろう

「男性・日本人・中高年・プロパー」の大手メディア
 ☆マリエが大手メディアに協力を求めなかったのは
 *セクハラ被害者の告発に冷たい業界の体質に気付いていたから
 ☆過去にあった二つ事例
 ☆一つはジャーナリストの伊藤詩織による告発
 *記者会見を開き、名前と顔を出してTBS社員ににレイプされたと公表
 *大手メディアはまるで申し合わせたようにスルーした
 ☆もう一つは「財務次官セクハラ疑惑」
 *テレビ朝日の女性記者が財務省事務次官からセクハラを受け
 *自社のニュース番組で報じようとしたところ、社内で握りつぶされた
 *彼女が『週刊新潮』にネタを持ち込み疑惑が表面化した
 ☆大手メディアが防波堤にならないのなら
 *告発者は誹謗中傷を一身に受け止めなければならない
 ☆マリエの場合、ネット上では、批判が渦巻いている
 *「自伝本を宣伝しようとしている」
 *「売名に使われて出川がかわいそう」等
 ☆大手メディアは社会的弱者にとっての駆け込み寺になっていない
 ☆大手メディアが女性の性的被害に無頓着な構造問題
 *各社とも「男性・日本人・中高年・プロパー」と四拍子そろっている
 *多様性とは対極の世界にいる
 *これでは弱者に対する配慮が欠けるのも当然
 ☆日本では、大手メディアがスルーしている現状
 *日本では、マリエに続いて沈黙を破る女性はなかなか現れない

⛳結局、週刊文春が孤軍奮闘するだけなのか
 ☆NHKは、マリエの告発を取り上げるには絶好の立ち位置
 *事実上の税金である受信料で成り立つ公共放送
 *芸能界に忖度する必要はない
 *NHKも動き出す姿勢を見せていない
 *「15年前の話で証拠もない」と決めつけ、さじを投げている
 ☆『週刊文春』が気を吐いている
 *マリエ本人にインタビューし、紳助や出川側にも取材している
 *弱者の立場から権力をチェックする本物のジャーナリズム
 *一番近い日本メディアは文春かもしれない
 ☆結局、文春が孤軍奮闘するだけで
 *大手新聞・メディアは傍観するだけで終わるのか
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『プレジデントオンライン』








マリエの「枕営業」告発と米国「#MeToo」との差
(『プレジデントオンライン』記事他より画像引用)

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