慶喜

心意気
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「個」「子孫」「超個体」「自分はなにもの」

2023年06月20日 | 生命科学
🌸「場と生命」「そして宇宙」1

 ☆自分は一体何者なのか?
 ☆自己と非自己の境界はどこにあるのか?
 ☆考えるとわからなくなってきます

個とは何か?
 ☆なぜ人は死を怖がるのか?
 *本能と言えばそれまでですが、亡くなる前の苦痛だけではなく
 *自分が消滅してしまうことに恐れを抱くからと思う
 ☆魂というものがなかったら
 *肉体とともに自分が消えてしまう
 *魂が存在したとしても記憶が消されてしまうのなら
 *自分は何のために生きているのだろうかと嘆くのではないか
 ☆突き詰めて考えてみると
 *死の恐怖の原因は「自分は存在する」感覚です
 *自分は本当に存在しているのか
 *死とともに消えてしまう存在なのか

生き物が子孫を残す状況
 ☆植物(サツキ)
 *挿し木で増やすことがでる
 *挿した枝から根が生えて育ち一つの個体になる
 *親株から切り離された枝が一つの個体になる
 *一本の木は、おのおのの枝が集まった集合体と捉えることもでる
 *植物に意識があるのかどうかは不明だが、有っても個の概念はない
 ☆大腸菌
 *性線毛(F因子)をもっている雄と雌がある
 *接合で雄から雌にF因子が移動してともに雄になる
 *この場合は個の概念があるような気もするが
 *その後、二分裂で増えていきますから、個という概念はないのでは
 ☆動物
 *扁形動物プラナリアは2つに分割すれば2つの個体になる
 *動物であるプラナリアも「個」の概念があるか不明だが
 *プラナリアには記憶ができる機能があることは確かだ
 *餌の条件付けをすることで行動を変えることができる
 *記憶があるというのであれば、個の意識はあるのかもしれない
 *プラナリアを2つに割ったら頭部・尾部の方にも記憶が残っている
 *プラナリアは記憶も2つに分けられていることになる
 *その場合、自己の意識はどうなるのでしょうか
 *一体何が個の単位なのだろうと思ってしまう
 ☆ほ乳類
 *体の一部を切り離して、それを育てたらもう一人の人間ができない
 *私たちは受精卵からで、受精卵から個が存在していたと考えてもよい
 *受精卵が分裂して2細胞期になったときどちらも個体になる
 (一卵性双生児でも、プラナリアのように体を半分にしてぢない)
 *2細胞期の細胞を分割すれば、2人になり得る
 *4細胞期では、4つに分けても発生が止まり個体にはならない

ほ乳類の生殖細胞
 ☆受精卵からさらにさかのぼると、卵子の細胞や精子の細胞となる
 ☆卵子や精子の細胞は減数分裂して染色体の数が半数になっている
 ☆もとの細胞である卵原細胞、精原細胞までさかのぼると
 *各々の細胞が分裂しても受精卵(卵子や精子)になる
 ☆個体として生まれても
 *生殖細胞は分化した体細胞とは別に維持されている
 *個体が性成熟すると交配して精子と卵子から受精卵を作る
 *私たちは生殖細胞を綿々とつないでいるに過ぎない
 *私たちの体は生殖細胞を維持して、交配するための装置なのだ
 ☆生殖細胞のレベルで捉えると
 *卵子や精子のもとになる細胞は分裂して、増えていき
 *それが個体のもとになっている
 ☆子孫ができていく限り生殖細胞の連続性は途切れることはない
 *個というもの自体、結構曖昧なものである

超個体という考え方
 ☆私たちの体の中には病気を引き起こすことなく
 *感染(不顕性感染)しているウイルスがいる
 ☆健常なヒトの体内において
 *39種類のウイルスが常在的に感染している
 (39種が同 時に感染しているわけではない)
 ☆単純ヘルペスウイルスやEBウイルスなどのヘルペスウイルス等
 *どんなに健康な人でも、数種類は持続的にウイルスに感染している
 ☆ウイルス以外、腸内には約1000種類100兆個もの細菌いる
 ☆人体は、数多くの生命体から成る1つの大きな複合体
 *体の中では、数多くの生き物が関係性をもち、やりとりをしている
 *ウイルスは個体間の遺伝情報のやりとりをしています
 *細菌も同じような役割を担っている
 *体の中と外で、生命のネットワークが相互に関係し合っている
 ☆人体を「超個体」と表現する研究者もいる
 *人体は、単体では維持できないから
 *人体は、ヒトという種だけでヒトの体が維持されていない
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『なぜ私たちは存在するのか』


                           (あり塚)
                    (サンゴのコロニー)
「個」「子孫」「超個体」「自分はなにもの」
(ネットより画像引用)

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