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『神宮寺』『本地垂述説』『修験道』『葬式仏教』『廃仏毀釈』

2024年08月09日 | 医療
🌸日本人は「無宗教」か2

⛳からみあう神道と仏教

 ☆中国で仏教が衰退の方向にむかってから
 *日本の仏教も新たな流行を取り入れの面では停滞した
 ☆一方で、神道と仏教とが融合した神仏習合の信仰が生まれた
 *それが日本に独自な宗教文化を築き上げていくことに貢献した
 *神仏習合の具体的なのは「神宮寺」の建立した
 *神社の境内に仏教寺院を建立し「神護寺(神宮寺)」などと呼ばれた
 *寺院に所属する僧侶は、神前で読経や加持祈躊を行った
 ☆神宮寺は、廃仏毀釈で軒並み衰微したが
 *鶴岡八幡宮の鶴岡八幡宮寺などがそれにあたる
 ☆逆に寺院の境内に神社が祀られ
 *神々が仏法を守護するとする「護法善神」の考え方も広まった
 ☆「本地垂述説」
 *仏と神、仏教と神道とは相互依存の関係におかれ
 *両者は対立することなく調和した関係を築き上げていく
 ☆神仏習合の思想にもとづく具体的な宗教的実践となったのが
 *平安時代から盛んになる「修験道」
 *神道では山を神聖な空間とし、そこで祭祀を行う伝統があり、
 *そこから山岳修行者が現れた
 ☆彼らはとくに密教の考え方を取り入れ
 *山岳地域での修行を通して神秘的な力を身につけたと主張する
 *それが修験者であり、彼らは出家しない在家の宗教家として活動し
 *加持祈躊を行うなど民衆の救済にあたった

⛳僧侶は正式に出家し得度するには国家の許可を必要とした
 ☆宗派ごとにその数は定められていた
 *許可を得ないで出家した者は「私度僧」と呼ばれ
 *正式な僧侶とは見なされなかった
 ☆鎌倉時代の親鸞のように妻帯し
 *子どもをもうけ、俗人と同じような生活を営むことに
 *意義を見いだす僧侶も現れ、在家主義の傾向がより強くなっていく
 ☆仏教が伝えられた当初の段階、僧侶が葬儀を担うことはなかった
 *浄土教信仰が広まるなかで、僧侶が貴族の死後の供養を行うようになり
 *仏教と葬儀との関係が密接なものになっていった
 ☆鎌倉時代になると
 *禅宗において今日行われている仏教式の葬儀の基本的な形式が確立され
 *それが他の宗派にも広まっていく
 ☆儒教の影響もあり、祖先崇拝の考え方がとりいれられた
 *仏壇は本来それぞれの宗派の本尊を祀るものだが
 *そこに先祖の位牌を祀る慣習が確立されていく
 ☆「葬式仏教」が成立、神仏習合とともに儒教と仏教が融合した
 *「儒仏習合」という事態も進行した
 ☆葬式仏教が一般の民衆にまで広まるのは、江戸時代に入ってから
 *寺請制は結果的に神道や儒教と習合した
 *仏教の信仰を民衆に広めることに貢献し
 *葬儀は檀家になっている檀那寺に依頼する慣習が成立し浸透する
 *村に檀那寺の他に地域の信仰を集める氏神が祀られ
 *村人は仏教と神道の双方に同時にかかわることとなったのだ

廃仏毀釈が生んだ無宗教と新宗教
 ☆日本は島国であり、独自の宗教文化が花開く
 *イスラム教は、近代になるまで日本に伝えられることさえなかった
 ☆明治時代に入っての近代化のはじまり
 *神仏習合の体制に大きな打撃を与え、宗教環境の変容を迫る
 ☆明治新政府において、国学者らは復古を理念として掲げ
 *天皇親政による祭政一致の国家建設をめざした
 ☆神道と仏教とが融合の神仏習合の信仰体制
 *復古主義に合致しないため
 *排撃の対象となり、神仏分離が促進された
 *神宮寺の廃止や、そこに属する僧侶の還俗といったことが行われた
 *それは仏教を排斥する廃仏毀釈に結びっく
 ☆寺院の経営を支え寺領が没収され、経営基盤を失うところも出た
 *それは、葬式による布施に依存する葬式仏教化を促進した
 ☆明治時代、皇室祭祀を実践する天皇が国の中心に据えられ
 *皇統の正統性を保証するものとして記紀神話が重視された
 ☆明治政府により、神道の祭祀「宗教にあらず」とされ
 *伝統的な習俗として国民全体に強制された
 ☆日本国民は、習俗としての神道と
 *宗教としての仏教に同時にかかわることとなり
 *神道と仏教はその役割を分担しつつ併存することとなった
                        (敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『世界の宗教がざっくりわかる』

                                                                                          (神仏習合)
                 (修験道)
                       (廃仏毀釈)
『神宮寺』『本地垂述説』『修験道』『葬式仏教』『廃仏毀釈』
(ネットより画像引用)

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