🌸海外の“死''見聞録2
☆文字ばかりで恐縮ですが
*医師側から見た『看取り』の内容なので
☆何か『人間のライフクロック』を感じさせられます
⛳イエメンの死の悼み方
☆医務官は世界中の日本大使館に配置されていない
*医務官のいない大使館や総領事館も多数ある
*筆者は、担当は北イエメン、南イエメンと、ジェッダの総領事館です
☆南イエメンに進出していた日本企業の所長に聞いた話
*筆者は、担当は北イエメン、南イエメンと、ジェッダの総領事館です
☆南イエメンに進出していた日本企業の所長に聞いた話
*雇っていた五十代のイエメン人の技師が
*ある日の午後、心臓発作で急死した
*救急車を呼んだけれど、その場で死亡が確認され
*遺体は自宅に運ばれました
*所長は技師が亡くなった場所で、花束を用意して待っていた
*所長は技師が亡くなった場所で、花束を用意して待っていた
*妻や息子が、技師が倒れたときのことを聞きに来るだろうと思ったので
*日が暮れてもだれも来ません
☆スタッフに問い合わさせると
*遺体はすでに埋葬され、遺族は葬儀も終えたと知らされました
*その日の朝、父であり夫である技師を
*家族はいつもの通り家から送り出したのです
*それが突然、亡くなってしまった
*日本人なら、驚き、悲しみ、亡くなったときのことを
*詳しく知るために、状況を知る人に話を聞こうとするでしょう
*大事な家族の死を受け入れるために
*仮通夜をし、通夜、告別式、長い時間をかけてから火葬場に運ぶ
☆イエメンの人は思いがけず亡くなった親族を
☆イエメンの人は思いがけず亡くなった親族を
*その日のうちに埋葬した
*「やっばり日本人とはちがいますわ」と、所長は話してくれた
*「やっばり日本人とはちがいますわ」と、所長は話してくれた
☆石油の出ない南イエメンは貧しく
*海辺のアデンは高温多湿のため、遺体の保存がむずかしいという
*状況もあったのかもしれません
☆イスラム教では亡くなるとすぐに埋葬するのが通例
☆サウジアラビアの第二代ファイサル国王が暗殺されたときも
*突然の訃報にもかかわらず、すぐに埋葬するというので
*各国の首脳が慌てて弔問に向かったという話も聞きました
⛳ウィーン「死の肖像展」
☆オーストリアのウイーンに配属されました
⛳ウィーン「死の肖像展」
☆オーストリアのウイーンに配属されました
*医務官は基本的には医療事情の悪い途上国に配置されていますが
*広域担当として、ロンドン、パリ、ワシントンなどの
*先進国にもポストがありました
*ウイーンもその一つ、東欧6ヵ国から患者さんを受け入れた
*現地の病院では十分な医療が受けられませんでした
☆ウィーンは音楽の都
*公園を散策すれば音楽学生の練習が聞こえ
*路上でもセミプロの音楽家が見事な演奏を披露していました
*美術や建築、文学、演劇にも歴史があり
*美術や建築、文学、演劇にも歴史があり
*さながら街中に芸術があふれているという感じです
☆ウイーンの特徴は、街全体が死を拒んでいない
*人間が死ぬのは当たり前、死は忌み嫌うばかりでなく
*興味の対象とも捉えられている
☆ウィーンの市立博物館で、「死の肖像展」が開催されました
☆ウィーンの市立博物館で、「死の肖像展」が開催されました
*死に関するあらゆるものが集められている
*正面の壁に90個ほどのデスマスクが展示してある
*ベートーヴェン、 ハイドン、ヨハン・シュトラウス等
☆ベートーヴェンのデスマスク
☆ベートーヴェンのデスマスク
*彼は肝硬変で亡くなっていますから
*デスマスクは頼がこけ、目は落ち込んでいた
*解剖の所見ではかなりの量の腹水もあったとのことです
☆ヨハン・シュトラウスのデスマスク
☆ヨハン・シュトラウスのデスマスク
*顔は全体的に浮腫んで、ワルツの作曲家と思えない風貌
☆胸元から象られたマーラー
*やせ衰えた首を捻じり、切ないポーズで息絶えた状態が写され
*思わず眉をひそめさせられました
☆デスマスクはリアルな死に顔
☆デスマスクはリアルな死に顔
*90個ほど、それぞれが死の直後の無力さをたたえていている
*不気味な静けさを感じさせました
*どんな偉人も有名人も、死んだらこんな顔になるのかと
*死の平等性を強く印象づけられた
⛳死に親しむ街ウィーン
☆ウイーンの観光案内の本に出ている名所
⛳死に親しむ街ウィーン
☆ウイーンの観光案内の本に出ている名所
*死にまつわる場所は多数ある
☆「葬儀博物館」
☆「葬儀博物館」
*葬儀に関わるあらゆるものが展示されていている
*さまざまな棺桶を見るだけでも退屈しない
*映画『アマデウス』にも登場した、使いまわし用の柩もある
☆「病理・解剖学博物館」
☆「病理・解剖学博物館」
*さまざまな病気で亡くなった人の臓器の標本
*精巧な嘘細工で再現されて展示されている
*最初の部屋が「性病」の展示で、グロテスクに変形した外性器から
*梅毒による軟骨炎で鼻がなくなってしまった女性の顔など
*気の弱い人にはとても勧められない
☆埋葬
☆埋葬
*高貴な方の埋葬は簡単ではない
*ハプスブルク家の皇帝、王妃たちは
*心臓は銀の壺に入れてアウグステイーナ教会に納められ
*内臓はシュテフアン大聖堂の地下に保管され
*遺体はカプツイーナ教会の地下にある納骨堂に安置されている
☆カプツイーナ教会の納骨堂
☆カプツイーナ教会の納骨堂
*女帝マリア・テレジアや息子のヨーゼフ2世
*悲劇の皇女エリザベートなどの柩を見ることができる
☆ウイーンの聖ミヒャエル教会の地下
*広いカタコンベ(地下墓所)があり
*当時の服装のままの市民が、ミイラになって多数並んでいる
☆ふつうの墓地はまるで公園のように美しい緑に囲まれ
*花も咲き乱れて、昼休みなどよく散歩に訪れました
*ウィーンの墓地には有名人が多く埋葬されていた
☆ウイーン中央墓地が有名人の墓が多い墓地で有名
*ベートーヴェン、ブラームス、シューベルト、シュトラウスなど
*音楽史に燦然と名を刻む作曲家の墓碑が集められています
*一般市民海外の“死''見聞録2を含め、約3百万人が葬られている
☆ウィーンに住んでいると
☆ウィーンに住んでいると
*死にまつわる場所があちこちにあって
*死がタブーでないことが感じられる
☆クリスタルで有名なスワロフスキーの本店の玄関の上に
☆クリスタルで有名なスワロフスキーの本店の玄関の上に
*クリスタル製の巨大なドクロが飾られていて驚いた
*店内にも色ちがいの拳大のドクロの置物が売られていました
*ウィーンは死を嫌っていないのだなと思った次第です
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『人はどう死ぬのか』
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⛳出典、『人はどう死ぬのか』
(葬儀館)
(解剖館)
『イエメンの葬儀』『ウイーンの街死の受け入れ』
『デスマスク展示』
(ネットより画像引用)