ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

相場

2008-11-18 18:20:13 | 時事(国内)
相変わらず、円高が続いている。昨日のレートで1ドル
97円くらいだろうか?先日会った友人の一人は財テクとして
すでに購入していた。近頃は、銀行以外の外貨両替所の
方がレートが良いらしく混みあっていると聞く。

そういう私は少し前から95円を切ったら購入しようと
企んではいるのだが、それほど貯金もあるわけでもなく、
なかなかそこまではいかないので、今のところ躊躇している。

そんな円相場だが、当然のことながら戦前にも円相場は
存在した。先日読んだ本によると円という単位を日本の
通貨呼称として決めたのは1871年のことだそうで、
この時、1ドル1円としてスタートしたそうな。当初から
変動相場制を導入したために、1ドル2円にまで円安になった
こともあったようである。

その後、1897年に貨幣法が施行され、この時初めて、
固定相場制に変更したそうで、これにより1ドル2円の比率が
確定しこれが1931年まで続いたとのこと。その後、再び
不況打開の一環(国際収支の改善)として、再び変動相場制に
移行したそうである。その後、不況で戦争まで始めた日本の円は
本格的に円安が進み、1941年には1ドルが4円26銭にまで
なったとの記録がある。

そして終戦後、日本に進駐したGHQが1ドルを360円とし、
これが1973年まで続いた。しかし、この1ドル360円の
固定相場制が、輸出に大変有利であり、日本の高度経済成長を
支えたのである。

再び、1ドル80円台に…などとも言われているが、為替の差額
で利益を得ようとするならば、まず円からドルに替える際に発生
する手数料とドルから円に戻す際に発生する2度に渡る手数料を
考えねばばらない。

しばらくの間は、米国経済も低迷が続くだろう。当分の間寝かせて
置けるだけの資金があれば、今買っておいて、120円くらいまで
戻した時に買い戻せば多少の利益は出るだろう。

資産運用、財テクの方法は様々である。

そんなお金があれば旅行に使ってしまう我が家には、
あまり関係のない話であるが…


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不支持率

2008-11-17 17:46:20 | 時事(国内)
先の金融サミットで麻生さんは、IMFへ1000億ドル
(約10兆円)の大判振る舞いを行った。定額給付金に続き、
このところの麻生チームの政策は、やけに出費が多い。

一体、日本のどこにそんなお金があるのだろう?不思議である。

補佐がアホなのか、本人の能力不足なのか、漢字が読めない
くらいならまだ良いが、借金ばかり作ってもらっては、後の
世代が困るのである。

本当に即効性のある経済政策を考えるなら、一人、1万2千円を
配るのではなく、一定期間消費税を無しにするとか、何か消費を
低迷させない方法を中期的に考えるべきである。

選挙のタイミングも、延ばせば延ばすほど麻生チームの愚作が
足を引っ張るような気がしている。自民党としても、人気のある
うちにやらなければ麻生さんになってもらった意味がないだろう。

そんなこんなで、麻生内閣の不支持率は、58、4%にアップした
そうである。

(当然か…)



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初めての商売…

2008-11-14 17:50:10 | 旅行(海外)
明日と明後日は、毎年恒例の催事である。年に一度、友人らと
世界の雑貨店という名目で、何でも屋を出店している。
毎年いつも、学生時代の文化祭のようなのりで、わいわい楽しく
やっている。

思えば、私の生まれて初めての商売体験は、オランダ、アムステルダムの
路上であった。アムスに飛んでくる前、私は香港にいたのだが、確かその、
前日だったか、その日、街中をふらふらと歩いていると、路上にシートを
敷いてTシャツが山のように売られているのを発見した。近寄って見ると
1枚「10香港ドル」と書いてある。(確か当時150円くらいだったか?)
香港で1枚10香港ドルのTシャツが、安いのか妥当なのか、当時は全くわから
なかったが、おそらく安いと感じたのだろう。その時、ふと思いついてしまったのである。

「明日、オランダへ持っていって売ろう」と…

さっそく、店のおやじに、「これ100枚買ったらいくらですか?」と尋ねると、
すぐさま、「1枚5ドルでいいよ…」と即答であった。1枚およそ75円である。
それが100枚だから7,500円である。即決だ。
その前に大きなサイズの袋を買いに行き、早々戻ると、柄を選んでちょうど
100枚購入した。宿までの帰り道、想像以上の重さにちょっと後悔する。
後で知るがTシャツは4枚でおよそ1キロになる。100枚だとおよそ25キロだ。

宿に戻り、自分のバックパックに詰めるだけ詰め、後は2つのファスナー付き袋
に分散する。荷物の合計はおよそ30キロだったが、航空会社には何も言われず、
無事にアムスへ到着する。「あとは税関だけ…」と心配するが、結局何もなかった。

翌日の夕暮れ、街の中心ダム広場に面した通りの一角で、早々販売開始である。
ちょっと緊張するが、道路に上に一枚一枚袋に入ったTシャツを並べると
ダンボールの切れ端に1枚10ギルダーと書いた。当時1ギルダーが確か
78円くらいだったように記憶している。1枚およそ780円である。

1枚75円で買って780円で売れれば、1枚あたり700円ほどの儲けである。
これが100枚だとおよそ7万円だ。売れたこのお金を旅行の足しにしよう、などと
当時、頭の中でそろばんを弾いていた。

しかし、待つこと30分、誰も来ない。

そして、およそ1時間ほど経って、1台の車が目の前に止まった。

最初、警察かと思ったが、降りてきたのは中年の2人組みの男だった。
何やら、オランダ語かドイツ語で話しかけてくるのだが、さっぱりわからず、
そのうちに、ひとりが英語で、「荷物を袋に入れろと…」

なんだかわからなかったが、仕方なく荷物を袋にしまうと、男の一人が
「俺は○○、こいつは○○、ジューリッシュ(ユダヤ人だ)」と自己紹介された。
こちらも同じように自己紹介するやいなや、「これ全部買うよ、いくらだ」と
聞いてきた。

すると、さっそく電卓で交渉である。こちらは1000ギルダーを800ギルダーに
値下げするが、向うは500だという。しかも相当しつこい。それでは、「もういい
辞めよう…」といい荷物を持とうとすると、わかった「700だ…」と言い、こちらも、
めんどうなので、700で手を打つに至った。700ギルダー、およそ54、500円
である。仕入れの7,500円を引くと47,000円の儲けであった。

「これって卸売りか…」というような体験であったが、ユースホステルへの帰り道、
自分へのご褒美として、大きなえび入りのポテトサラダをテイクアウトで買って
食べたのを覚えている。それがとてもおいしかった。

20台前半の若かったあの頃、自分が将来、仕事として商売していくことに
なるなんて想像もできなかった。

できることならもう一度あの頃に戻って、人生リセットできたら…なんて
思わなくもないこの頃である。



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無策

2008-11-13 09:57:00 | 時事(国内)
政府による定額給付金が迷走を続けているが、詳細は結局、
地方に丸投げするような形となったらしい。
そもそもこの定額給付金、かつての地域振興券を思い起こさせる
どうしようもない政策で、やはり自民と公明党の選挙対策以外の
何ものでもないだろう。

全体ではすさまじい額とは言え、一人一人には僅かな金額。
お金をもらったところで、元々使うはずだった分を貯金に
回す程度ではないだろうか?

またこの所得制限、上限が1800万円以上等といわれているが、
中身は各自治体の判断などと非常に曖昧で、自治体の窓口を大混乱の
恐怖に貶めるようなことにも成りかねず、例えば30万人クラスの都市で、
窓口に1日に1万人ぐらい来るだけでも悲惨なことになりそうである。

身分確認はどうするか、免許証も保険証もない人はどうするのか、
本当に同じ人には手渡していないかなど、身分確認にも時間がかかるし、
「…の代理だ」と強引に主張する人も出てくるかもしれない。
委任状があっても、本物かどうか確認するのも一苦労である。
政府が余計なことを思いつけば、矢面に立たされるのは地方自治体である。
問い合わせも殺到するし、給付でミスすればマスコミから散々叩かれる
だろう。

おそらく、何の景気刺激にもならず、しかも消費税の増税が先に
待っているこの無策、誰も本気で止めないのだろうか?
とは言っても、民主党は更なるバラマキを選挙後に計画しているので、
ますます地方自治体の窓口は大変なことになり、そんなことよりも、
将来的に次世代の人々に膨大な借金を残してくれそうである。

ちなみに、そんなにお金をバラマキたいのであれば、旅行券という形が
良いのではないだろうか?JRや航空会社を優遇するのかとの批判も
出そうだが、マイカー利用の方々もいるだろうし、食事もするし土産も
買うしと、地方にお金が落ちることにはなるだろう。

まあ、このような案はともかく、国の借金が莫大なのに、借金を
重ねて現金支給で景気対策などという、愚かな政策はほんとうに
無策に等しい。ぜひしっかり収支のバランスを考えていただきたい。




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数えられない?

2008-11-12 17:33:15 | 時事(海外)
確か先月末頃に、南部アフリカのジンバブエの通貨が常軌を逸した
インフレによって、1ドルが約4兆ジンバブエ・ドルになったと書いたが、
それから2週間後の先日、ついに1ドルが約2京ジンバブエ・ドルに
達したそうである。

正確に言うと、現在1米ドルは2京2410兆1010億3930万2100
ジンバブエ・ドルだそうだ。

通貨の単位が「兆」の上の「京」である。

こうなると、この国のお金はもはや完全に紙くず同然である。
刷っても刷っても追いつかないだろう…?物々交換に戻った
ほうが手っ取り早いのではないか?

果たして、このインフレ記録もギネスブックに載るのだろうか…?

ちなみに、これまでのデノミの分をプラスして換算してみると、
22穣4101禾予(じょ)103垓9302京1000兆旧ジンバブエ・ドルに
なる。

完全に換算不可能だ。

そして、もうこの国には新札を発行する余力がないようで、
ムガベ大統領が国を出て行くしかないはずなのだが…




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論文

2008-11-11 13:59:24 | 時事(国内)
「退職金を返還しろ…」などと未だ尾を引く問題となっている
前自衛官高官の論文とやらを先日読んでみた。

彼の論文は、日中戦争も太平洋戦争も日本は戦争に引き込まれた
被害者だと論じ、現在では多くのアジア諸国が大東亜戦争を
肯定的に評価していると結論付けている。

しかし肝心の日本が戦争に引き込まれた被害者だとという根拠は、
対中、対米戦争のすべてが、共産党政党の国際組織(コミンテルン)
による陰謀だったと述べており、その多くが我々の知る一般的歴史
認識とは相当かけ離れているものであった。

おそらく彼のこのような認識は、数ある歴史書の中の一部から
拡大解釈したものだと思われるが、中には小説まがいのものも
多分に含まれており、その手の専門家の方々には失笑を買って
いるに違いない。

しかし、そもそもR35~R40に当たる私達の世代の多くの人々は、
学校教育の中で、明治から昭和初期にかけての現代の歴史をしっかり
学んでいないような気がしている。授業で習う歴史は縄文時代から
始まり、3学期の学期末になりやっと現代史に入る。それも駆け足で、
主な出来事の年表ばかりを暗記する為、「なぜ、戦争が起きたのか?」
などの詳細は、先生から教えてもらうことなく終了している。

藤原鎌足や小野妹子も大事なのだろうが、現代を生きる人々に
とって一番知らないといけない歴史は、そこまで遡ったものでは
なく、現在に通じる幕末から始まる明治、大正、そして昭和初期
と、この辺りのほうがよほど必要知識として重要なのではないだ
ろうか?

元自衛隊高官の話に戻ると、個人個人がどう考えようと本来は自由
である。しかし、あまりにも現実離れした思考や、偏った思想は、
時に、人格を疑われる要因にも成りかねない。
長年勤めて上げせっかく出世したのに、最後は降格して退職。
その原因が自分の思想を綴った一枚の論文だとは、なんとも
虚しい気がするが…。

まぁ、極左思想の自衛隊高官よりは、まだましだったのかも…
(そんな人はいないか…)


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求めるもの…

2008-11-10 15:28:27 | 時事(国内)
最近、マンションが売れないそうである。特にメンテナンスの
必要になる、中古で高層タワーなんかは、いくら都心で格安でも
売れにくいようである。

逆に売れやすいマンションのキーワードは、「便利」だそうで、
駅の近くで公園あり、そう遠くないところに幼稚園や小中学校があり、
そしてお値打ちに生活用品が購入できる大型スーパーがあって、さらに
歩ける距離に病院があればほぼ完璧だそうだ。

駅から遠くの郊外で、マンションやマイホーム、なんて価値観は
もはや古くなった感がある。

先日、原宿にも出来たH&Mに行列をなす人の姿を見てみると、
日本の経済の様子が良くわかると言われている。

「ブランドより、安さと質」である。

相乗効果でユニクロやGAPの売り上げも上がっているそうだ。

不景気が加速度的に進む世の中で、人が1番に求めるのは
安さと安心というところか…




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こなきじじい…

2008-11-09 14:40:10 | 時事(国内)
先日の緒形拳といい、一昨日亡くなった筑紫哲也といい、
やはり突然の訃報には驚かされる。それもあの人は今的な
過去の方ならまだしも、つい最近ついこの間までテレビで
見ていたような方だとなおさらである。

筑紫哲也の場合はメインキャスターから退いていたとはいえ、
ガンも克服し、その後は特に危ないなどという話も聞かなかった
ので、いずれ番組復帰か活動を徐々に再始動し始めるか…
と思っていた矢先であった。

特にしゃべりが上手かったり、アクの強さで売るようなテレビ人
ではなかったが、その無個性こそが個性だったのかも知れない。
その点では久米宏とは対照的であった。
今では夜のニュース戦争と言われた頃が懐かしく感じる。
今はその痕跡すら残っていないが…

今彼の代わりになる人がいるかといえばなかなか
思いつかない。恐らく時間が経てば経つほどに、
彼の死がとても残念に思えてくるのだろう。

彼がテレビで見せた抑えの効いた静かな反権力的な姿勢は、
亡くなってもなおネット右翼の攻撃材料のようだが、裏を返せば、
それほどに彼の発言が影響力を持っていたということの証でもある。
滑舌は悪かったが、個人的にはもの静かなジャーナリストとして
好んで視聴していた。

学生時代、友人の一人が、当時NEWS23の彼のスタイリストをしていた。
番組が始まってから3年ほどは、彼が番組で着用するネクタイとシャツは、
この友人が担当していたそうである。この友人曰く、「彼は相当のヘビー
スモーカーで、いつもタバコ臭が凄かったと、そして誰に対しても
穏やかで優しいおじさんだよ」と語っていた記憶がある。

当時、そんな筑紫哲也の笑った顔が、鬼太郎に出てくる
「こなきじじい」に似ていると言っていたなー。 

合掌



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立冬

2008-11-07 18:28:15 | つぶやき
本日は立冬である。明日くらいからは、いよいよ
寒くなるそうだ。

立冬の今日、かぼちゃを炊いて食すると、ひと冬
風邪をひかないでいられると、昔の人は言ったそうである。

そんな本日、私はどうやら風邪をひいたらしい…。
体がだるく、頭も重い…。関節も痛いし、熱っぽい
ような気がする…。

今夜は、とにかく薬を飲んで早く寝ようと思います。

それでは、おやすみなさい。




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びっくり…

2008-11-06 18:47:15 | 料理
今日は、朝早く仕事で大阪へ…。

昼過ぎにひと段落して、やや遅いお昼を取ることにして、
一軒のお蕎麦屋さんへ入った。メニューを見るとなんとも
大阪らしいお品書きが…

「当店自慢の天ぷら、ビックリすること間違いなし、
一度食べてみて…」

聞くと、天ざるでもびっくりな天ぷららしいので、
早速注文してみた。すると、出てきたのは普通の
ざる蕎麦と妙に細長い海老の天ぷらがなんと5本も
付いている。もうちろん野菜の天ぷらも普通に
数種類付いている。

気前が良いと言うか何というか…しかし価格は
これで900円と普通なのである。

そして、妙に細長い海老をひとくち食べてみる。

「…」

もうひとくち…

「…」

ころもばかりで、肝心の海老が無いのである。というかまだ、
海老に届かないのであった。

結局、肝心の海老の中身は甘エビを少し大きくしたような
程度で、なんだが騙されたような、しかしある意味、お品
書きの通り確かに「びっくり」ではあった。

これがこの店の、「オチ」なのかどうなのか分からないが、
こういうのも営業戦略のひとつだとしたら、有りであろう。

今後、日本でも消費低迷がさらに進むことが予想される。
無駄なものは極力購入しなくなる傾向になるだろう。
そうなると、商売にはやはりアイデアやひと工夫が
必要となってくる。

様々ところに「ヒントはある」ような気がしている。



















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