タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

裏探~近くで鳥を

2008年06月24日 | バードウォッチング
 裏探~つまり裏山で探鳥すること

 タカ長の観察地の裏山には結構深い森があるのです。その昔は原生林が広がっていたはずですが、それらの木が伐られて杉や檜を植え、その植林された森がほとんど放置された状態になっているので、第一級の森とは言いがたいのですが、とにかく深い森があるのです。



 山道に入るとすぐ自然林です。手入れがされていない山の赤松は枯れているものが多くて、それらが少しの風で倒れています。それも自然な状態と言えば言えるのでしょうか。

 

 枯れた赤松はオオルリのソングポストになっています。この程度開けたところから見ることが出来ればよいのですが、大概はもう少し狭い視野から見ることになります。



 例えばこのように緑の窓のその上でさえずっているオオルリです。この場合は逆光になって色はイマイチですが、距離的には近いのでそれなりに楽しむことが出来ます。

 ここではオオルリやキビタキ、クロツグミは常連と言ったところでしょうか。時にはそれらの鳥が森の中を枝移りしながら移動しているのに遭遇することがあります。ほぼ目線の高さで見るそれらの鳥は、それぞれに色が鮮やかで息を呑むような美しさです。

 今日も文字通り瑠璃色のオオルリを見ることが出来ました。足元から山鳥が飛び立ちました。珍鳥には出会えませんでしたが、十分満足な裏探でした。



 ほとんど展望のない裏山ですが2~3ヶ所海が見えるところがあります。これはその中のベストポイント(?)です。中央がタカ長の観察地、そしてその向こうに瀬戸内海の梅が望まれます。

 

 視野が狭いのでタカの渡りを観察できるところはありませんが、ところどころ視界の開けた所からいつもと違う裏山を見るのも裏探の楽しみの一つです。

 大体においてタカのルートになっている所には小鳥類も多いのでしょうか?ここでも贅沢を言わなければじゅうぶん探鳥を楽しむことが出来ます。

 原油高の折、年金生活者としては遠出を考えないで身近な野鳥を楽しみたいと考えています。