韓国のワシタカ図鑑の話です
昨日タカ長にはチョッと嬉しいメールがはいりました。その話の前に韓国の図鑑を紹介します。
これは今年の4月に発行された図鑑です。著者の一人はタカ長たちとも交流のある研究センターの朴 鐘吉(パク・ジョンギル)チーム長です。写真による本格的な図鑑としては韓国で初めて発行されたもの、と言っても間違いないはずです。
写真撮影は著者だけではカバーできないので多くの人が協力しています。写真が得意のキム・ソンヒョン研究員も数多くの写真を寄せています。
ハングルの読める方はお分かりのようにこれは「山の鳥編」です。
これが「水鳥編」です。2冊組で定価50,000ウォンです。
ハングルの図鑑ですから残念ですがタカ長は読むことができません。しかし、写真が多くて、その写真が撮影された場所や撮影日が記載されているので(それくらいはタカ長も理解できますから、、、)いつどこに行ったらこの鳥が見られるのではないかと想像しながら、この図鑑を楽しんでします。
タカ長は裏山で渡りの時期にハッキリしない鳥を見たのです。第一印象はムギマキだと感じたのですが、日本の図鑑を見ると違っていたので釈然としないままになっていました。
ところがこの図鑑を見て胸のつかえがおりました。私が見たのと同じような写真を見つけたのです。それによると「ムギマキの第1回夏羽」となりました。
たくさんの写真が載っているのでハングルは読めなくても利用価値があるということでしょうか。
今日の話はこの図鑑の紹介ではないのです。
最初に書いたワシタカ図鑑のことです。タカ長の知る限り韓国ではじめてのワシタカ図鑑をキム・ソンヒョン研究員が他の2名の研究者と共同で出版する準備をしている、と言うメールがはいったのです。予定では来年の出版になるそうです。
最初に紹介した図鑑も当初の予定よりかなり遅れて出版されました。出版の最終段階になると、当然のことですが出版社は採算性を考えます。その段階で鳥を見る人が少なくてこれからの分野である野鳥の図鑑の著者と出版社の調整に時間がかかるようです。
このワシタカ図鑑も予定通り出版されるかどうかは分かりませんが、このような図鑑が出版され、ワシタカを観察することが韓国で市民権を得て、タカの渡りを観察する人が増えることをタカ長としては期待しているのです。
考えてみれば随分気のながい話ですが、そのようなステップを踏んで韓国にタカの渡り観察者が増えれば、本当の意味で日本と共同で調査できるようになると信じているのです。
その日までタカ長は生きているのでしょうか?チョッと心配なことですが次の世代の人に引き継いでもらって、タカの渡り観察の面でも両国の関係が強化されることを願っているのです。
文中にある研究センターの正式名称は「国立公園研究院鳥類研究センター」となります。
昨日タカ長にはチョッと嬉しいメールがはいりました。その話の前に韓国の図鑑を紹介します。
これは今年の4月に発行された図鑑です。著者の一人はタカ長たちとも交流のある研究センターの朴 鐘吉(パク・ジョンギル)チーム長です。写真による本格的な図鑑としては韓国で初めて発行されたもの、と言っても間違いないはずです。
写真撮影は著者だけではカバーできないので多くの人が協力しています。写真が得意のキム・ソンヒョン研究員も数多くの写真を寄せています。
ハングルの読める方はお分かりのようにこれは「山の鳥編」です。
これが「水鳥編」です。2冊組で定価50,000ウォンです。
ハングルの図鑑ですから残念ですがタカ長は読むことができません。しかし、写真が多くて、その写真が撮影された場所や撮影日が記載されているので(それくらいはタカ長も理解できますから、、、)いつどこに行ったらこの鳥が見られるのではないかと想像しながら、この図鑑を楽しんでします。
タカ長は裏山で渡りの時期にハッキリしない鳥を見たのです。第一印象はムギマキだと感じたのですが、日本の図鑑を見ると違っていたので釈然としないままになっていました。
ところがこの図鑑を見て胸のつかえがおりました。私が見たのと同じような写真を見つけたのです。それによると「ムギマキの第1回夏羽」となりました。
たくさんの写真が載っているのでハングルは読めなくても利用価値があるということでしょうか。
今日の話はこの図鑑の紹介ではないのです。
最初に書いたワシタカ図鑑のことです。タカ長の知る限り韓国ではじめてのワシタカ図鑑をキム・ソンヒョン研究員が他の2名の研究者と共同で出版する準備をしている、と言うメールがはいったのです。予定では来年の出版になるそうです。
最初に紹介した図鑑も当初の予定よりかなり遅れて出版されました。出版の最終段階になると、当然のことですが出版社は採算性を考えます。その段階で鳥を見る人が少なくてこれからの分野である野鳥の図鑑の著者と出版社の調整に時間がかかるようです。
このワシタカ図鑑も予定通り出版されるかどうかは分かりませんが、このような図鑑が出版され、ワシタカを観察することが韓国で市民権を得て、タカの渡りを観察する人が増えることをタカ長としては期待しているのです。
考えてみれば随分気のながい話ですが、そのようなステップを踏んで韓国にタカの渡り観察者が増えれば、本当の意味で日本と共同で調査できるようになると信じているのです。
その日までタカ長は生きているのでしょうか?チョッと心配なことですが次の世代の人に引き継いでもらって、タカの渡り観察の面でも両国の関係が強化されることを願っているのです。
文中にある研究センターの正式名称は「国立公園研究院鳥類研究センター」となります。