タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

韓国の山へ、、、、

2012年04月11日 | 韓国情報
 朝からの雨は上がりましたが、これから裏山を歩くことはできません。タカ長たちの山歩きは基本重視、その線から外れたことはしないのです。

 雨の日は雨の日の雑用があります。そのひとつが月末に迫った韓国行きの準備。と言ってもたいしたことがないといえば無いのですが、今回は山登りが主体になるので、いろいろなことを想定して準備をすればキリがないといえばキリがありません。

 だんだんと歳をひろって、それにともなって体力も落ちてくることを考えると、少しでも若いときに山を登っておきたいと考えるのは当然のことなのでしょう。何をするにしても体力が必要だと言えますが、しかし、体力面で言えば鳥より山のほうが必要なはずです。そのためこのところのタカ長は山モードに傾いています。

        

 その山ですが、特別韓国を意識しているわけではありません。しかし、私たちにとっては北海道や東北の山に登るより韓国の山に登るほうが安くつくので、ついつい韓国のことを考えるのです。

 この山は鷲棲山(チソサン)です。標高1092mです。鷲が棲む山と書けば登らないわけにはいかないでしょう。と言う単純な理由で登りました。2006年5月のことです。タカカノと二人でプサンから地下鉄、バスと乗り継いで行きました。

 韓国の山はこのように岩を持った山が多くてふもとから見ると登る自信がゆらぐことがありますが、しかし、実際に取りついて見ると思ったほどのことはない、と言うことも多々あるようです。

        

 この鷲棲山も稜線に立つとこのような広いところもありました。この山も「韓国百名山」と言う本に紹介されているのですが、この本に紹介されているような山を歩く限り道が分からなくて困ることはまずない筈です。私が登ったのはそのごく一部の3座だけですから多くのことは言えませんが、そのように考えてもまず間違いないはずです。

 そのうえ登山者が親切なのは日本も韓国も変りません。このときも下山するときの分かれ道が分かりにくいところがあったのですが、下山口を確認した韓国の登山者が私たちを追いかけてきてくれて、正しいルートを教えてくれました。私が尋ねたとき彼が言い忘れたのか、それとも私が韓国語が出来ないので理解できていないだろうと考えてくれたのか、とにかく追いかけてきて道を教えてくれました。

 ついでに言えばふもと近くに下りてからは別の登山者グループに案内されるかたちで、目的地である通度寺(トンドサ)まで近道を歩くことが出来ました。自分たちの予定をシッカリと頭に入れておかないといけないのは当然のことですが、その上で道を尋ねるとこのような幸運にありつくことも出来ます。

 要は日本も韓国も登山者は親切なのです。

        

 これは伽耶山(カヤサン)の山頂部です。この山は岩ごつごつの山頂部でしたが、少し難しいところには無粋とも思える大きな梯子を設置していますから、岩場を通過するとき特別苦労をする必要もないようなのです。

 そしてこのように岩が多い韓国の山はその標高以上に高度感を楽しむことができるのです。この伽耶山の標高は1430mなのですが、山頂に立ったときは2000m以上の山に登ったような気がしました。

        

 標高が低いと言うことは高度障害の心配をする必要がありません。またバスの便も日本よりは発達しているようですし、仮にバスが利用できなくてもタクシーが利用できます。その料金も日本と違って安いので気軽に利用できます。

 特に今回のように4名で行けば、一人当たりの負担はさらに安くなります。タクシーを乗り回す感覚でも大きな負担にはならないのです。

 今回もバスやタクシーを使って、百名山の本に紹介されている山を3座登る予定です。

 タカ長たちの予定はあくまで予定で、天気の条件などが悪ければ無理をすることはありません。ツアー登山と違ってすべての決定は自分でできるのですから、そのときのようすを見てその日の行動を決めます。

 その調子で3座登ることができれば万々歳、できないときは他のことを楽しんでくるつもりです。