メタボの次はロコモ
朝日新聞(The GLOBE:7月15日号)によると厚生労働省がすすめる国民の健康づくり「健康日本21」では、来年度からの10年間を対象にした第2次計画の目標に健康寿命の延長がかかげられたようである。
現行の計画、メタボの認知度向上を目指したのと同様に、新計画では「ロコモ」の認知度を8割まで高める目標が盛り込まれた。
ネットから借用した資料
ご存知のように日本は世界一の長寿国になりました。平均寿命は男性79.64歳、女性86.39歳。
この数字のなかには寝たきりになっている期間も含まれています。その期間が長いと本人はもちろんですが、まわりの人にもハッピーでない、いやはっきり言えば苦痛の時間が長くなります。その時間を長くして平均寿命が延びたといっても喜べないのはもちろんのことです。このあたりのことは老母と同居しているタカ長には良く分かります。
健康寿命というのは、ひと言で言えば人の手を借りないで自活できる健康、と言うことでしょうか。具体的には下記のようなことになるようです。
七つのロコチェック (日本整形外科学会ロコモパンフレット2010年度版から)
◆ 家の中でつまずいたり滑ったりする
◆ 階段をあがるのに手すりが必要だ
◆ 15分くらい続けて歩けない
◆ 横断歩道を青信号で渡りきれない
◆ 片足立ちで靴下がはけない
◆ 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難だ
◆(掃除機の使用など)家のやや重い仕事が困難だ
以上のようなことをクリアできる年齢が健康寿命、と言うことになるのでしょう。
この健康寿命と平均寿命の差は男性で9.22年(資料により若干の差があります)あります。この期間が寝たきりの状態とか、それに近い状態なのでしょう。
資料はネットより借用
厚生労働省が国民の健康計画を進めるのは理由があります。それは増えつづける国民医療費。この表は国民一人当たりの医療費を示していますが、その医療費の総額はいまや40兆円と言う天文学的な数字になっています。そのため第2次計画に健康寿命の延長をかかげているのだと愚考しています。
健康寿命と平均寿命の差が1年縮まったらどれほどの医療費が不要になるのか、そのことはタカ長には分かりませんが、もとの数字が大きいので、その数字も大きなものになることは容易に想像できます。
タカ長たち山グループの活動目標は健康な体を維持することです。言葉を変えれば健康寿命を延ばすことだと言えます。
その目標が達成できているかどうか、それを私たち個人レベルで証明することは難しいのですが、感覚的には十分達成していると感じています。
私たちの平均年齢は限りなく70歳に近づいています。タカ長の年齢は男性の健康寿命を3年位オーバーしています。しかし、私たちは15分の歩行どころか、半日くらいの歩行は普通にできます。その場合の歩行は平坦な町ではなくアップダウンのある山であり、肩には少なくとも2kg以上の荷物を背負っています。
そのうえ私たちは半日の山歩きを終えたあと午後は自宅で休んでいるわけではありません。皆さん何かされているはずです。もちろんタカ長も例外ではありません。タカ長の場合ときには町内会の会合など夜の予定もあります。
私たちメンバーの平均的な生活はそのようなものですから、運動などあまりしない普通の人、健康寿命ギリギリのところで生活されている人から見ると、私たちは「化け物」のようなものかも分かりません。化け物と言ったのはタカ長の古い友だちですが、その友だちの言った意味は良く分かります。
タカ長をはじめ私たちのメンバーが健康な生活をしているのは山歩きがあってのことだと言えます。その意味では山を歩くことで健康寿命を延ばしていると言っても間違いないでしょう。
私たちはそのことを誇りに思い、これからも健康登山を続けてゆくつもりです。
ロコモとは
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略
運動器とは骨や関節、筋肉のことで、年齢を重ねるにつれてその機能が低下し、介護が必要になる状態などを「ロコモ」と言うようです。
朝日新聞(The GLOBE:7月15日号)によると厚生労働省がすすめる国民の健康づくり「健康日本21」では、来年度からの10年間を対象にした第2次計画の目標に健康寿命の延長がかかげられたようである。
現行の計画、メタボの認知度向上を目指したのと同様に、新計画では「ロコモ」の認知度を8割まで高める目標が盛り込まれた。
ネットから借用した資料
ご存知のように日本は世界一の長寿国になりました。平均寿命は男性79.64歳、女性86.39歳。
この数字のなかには寝たきりになっている期間も含まれています。その期間が長いと本人はもちろんですが、まわりの人にもハッピーでない、いやはっきり言えば苦痛の時間が長くなります。その時間を長くして平均寿命が延びたといっても喜べないのはもちろんのことです。このあたりのことは老母と同居しているタカ長には良く分かります。
健康寿命というのは、ひと言で言えば人の手を借りないで自活できる健康、と言うことでしょうか。具体的には下記のようなことになるようです。
七つのロコチェック (日本整形外科学会ロコモパンフレット2010年度版から)
◆ 家の中でつまずいたり滑ったりする
◆ 階段をあがるのに手すりが必要だ
◆ 15分くらい続けて歩けない
◆ 横断歩道を青信号で渡りきれない
◆ 片足立ちで靴下がはけない
◆ 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難だ
◆(掃除機の使用など)家のやや重い仕事が困難だ
以上のようなことをクリアできる年齢が健康寿命、と言うことになるのでしょう。
この健康寿命と平均寿命の差は男性で9.22年(資料により若干の差があります)あります。この期間が寝たきりの状態とか、それに近い状態なのでしょう。
資料はネットより借用
厚生労働省が国民の健康計画を進めるのは理由があります。それは増えつづける国民医療費。この表は国民一人当たりの医療費を示していますが、その医療費の総額はいまや40兆円と言う天文学的な数字になっています。そのため第2次計画に健康寿命の延長をかかげているのだと愚考しています。
健康寿命と平均寿命の差が1年縮まったらどれほどの医療費が不要になるのか、そのことはタカ長には分かりませんが、もとの数字が大きいので、その数字も大きなものになることは容易に想像できます。
タカ長たち山グループの活動目標は健康な体を維持することです。言葉を変えれば健康寿命を延ばすことだと言えます。
その目標が達成できているかどうか、それを私たち個人レベルで証明することは難しいのですが、感覚的には十分達成していると感じています。
私たちの平均年齢は限りなく70歳に近づいています。タカ長の年齢は男性の健康寿命を3年位オーバーしています。しかし、私たちは15分の歩行どころか、半日くらいの歩行は普通にできます。その場合の歩行は平坦な町ではなくアップダウンのある山であり、肩には少なくとも2kg以上の荷物を背負っています。
そのうえ私たちは半日の山歩きを終えたあと午後は自宅で休んでいるわけではありません。皆さん何かされているはずです。もちろんタカ長も例外ではありません。タカ長の場合ときには町内会の会合など夜の予定もあります。
私たちメンバーの平均的な生活はそのようなものですから、運動などあまりしない普通の人、健康寿命ギリギリのところで生活されている人から見ると、私たちは「化け物」のようなものかも分かりません。化け物と言ったのはタカ長の古い友だちですが、その友だちの言った意味は良く分かります。
タカ長をはじめ私たちのメンバーが健康な生活をしているのは山歩きがあってのことだと言えます。その意味では山を歩くことで健康寿命を延ばしていると言っても間違いないでしょう。
私たちはそのことを誇りに思い、これからも健康登山を続けてゆくつもりです。
ロコモとは
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略
運動器とは骨や関節、筋肉のことで、年齢を重ねるにつれてその機能が低下し、介護が必要になる状態などを「ロコモ」と言うようです。