タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

クロメマトイ

2015年05月07日 | タカの渡り
未明から雨になったようです。

このような日のタカ長は「内勤」です。晴耕雨読ということばがありますが、このころのタカ長は「晴耕雨電」ということですね。「電」とはいうまでもなくパソコンのつもりです。

パソコンといってもブログだけではありません。今日もまた団地新聞の編集長として資料集めをすることになりそうです。

    

昨日行った窓ヶ山の東峰から見た西峰方面です。

春、タカはこの西峰の向こうから現れ、帆翔して高度を上げ、頭の上を逃がし方向へ流れて行きます。というのがもっとも一般的なパターンです。

左下に魚切ダムの堰堤が見えていますが、ねぐらだちのタカがこのあたりから高度を上げ、、、、、といっても目線まで上がらないで流れていったこともあります。こうなるとタカの背面を見ることになります。

   

西峰で高度を上げたタカが流れてくるとこの松の枝が視界をさえぎるのですが、だからといって伐ることができません。そのようなことをすることの良し悪しの問題ではありません。日中になるとこの枝影が貴重な日影を提供してくれるから伐ることができないのです。

    

南側の風景です。安芸の宮島からわが裏山、私たちの団地など一望できます。

この海の上を飛ぶハチクマを撮るのが念願なのですが、なかなか思うに任せません。タカ長の希望がハチクマに伝わっていないのですから仕方ないのですが、、、、、、

海の上を飛ぶハチクマ、その雄大な風景のなかのタカを撮ってみたいのです。

    

窓ヶ山のことを色々紹介しましたが、今日の記事はそのことではありません。この画像に右上に写ってしまった小さな虫のことです。

この時期アウトドアーに出ると目のまわりにまとわりつくあの虫のことです。誰もが嫌な思いをしているあの虫のことです。

昨日の記事にも書きましたが、昨日は休日にもかかわらず窓ヶ山に登ってくる登山者は少なくて、話をしたのは2グループだけでした。人間とは勝手なものですが、タカがドンドン現れているとき話しかけられるとイヤになり、ヒマなときは誰かをつかまえて話をしたくなり、、、、、

昨日はヒマでも登山者と話をする機会が少なかったのですが、その少ない機会の中で高齢の登山者からこの虫の名前を教えられたのです。その名前はクロメマトイ

    
                          画像はネットより借用

方言というのか俗名というのか、この虫は各地で色々な呼び方をされているようです。タカ長たちはメツキといったこともありますし、ブヨといったこともあるような、、、、、。

しかし、考えてみたらその正式な名前を知りませんでした。本名を知らなかったのです。

それを昨日教えられたというわけです。それはありがたいことですが、その防除対策までは話がおよびませんでした。

帰宅してネットで調べてみると、皆さん色々苦労されているようですが、決定的なものはないようですね。とりあえずここをクリックして頂ければ苦労の一端を見ることができます。

あのクロメマトイ、タカを観察していても邪魔者で、集中力をそがれることが多いですね。何とかいい防護策が見つからないものでしょうか?

    

こちらはタカの飛去方向です。

このような視界ですが、本当に見たい方向はこの画像に左側なのです。そこには松の木がありタカの飛来方向を見ることができません。そのようなわけで秋の観察には適さないと思っています。

秋はこの西峰の下にある岩場のほうが良さそうで、今年は一度くらいそこで観察してみたいと考えているところです。