タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

民泊クロ兵衛から~34

2017年09月28日 | 旅行のことなど
平戸島はすごいところ

9月28日は予定があるのでこれは予約投稿です。

これまで平戸島の志々伎山の山や山麓でのタカの渡り観察について紹介してきました。

しかし、このあたりがすごいのはタカの渡りだけではないことが、現地で会った登山者の話や、ネットで得た知識によって分かって来ました。

それは、、、植物の面でもこのあたりはすごいところなのです。

    

志々伎山の山頂からの風景です。

右前方に見えているのが屏風岳です。その右斜面に見えているのが佐志岳ではないかと思われます。

写真ではよく分からないのですが、屏風岳の左のほうに平坦な峰が見えますが、ここが「礫岩」(つぶていわ)です。

地図で見るとそれぞれに位置関係はこのようになります。

    

と言ってもこの地図では分かりにくいのですが、ピークの陰が3ヶ所みえますが、それがそれぞれの山、、、

下から屏風岳、佐志岳、礫岩です。それぞれの山頂を結ぶと三角形になります。

礫岩は標高287mと低いのですが、すごい岩山で安易に近づけないようです。

ここは国の天然記念物になっていますが、その最大の理由はここに貴重な植物が数多くあることだそうです。

    

日本本土最西端から見る廣戸島南部です。

一番左が志々伎山、その右の大きな峰が屏風岳、その右の三角形の山が佐志岳、そしてその右のなだらかな稜線の高みが礫岩です。

礫岩で見られる珍しい植物、たとえば、世界でこのあたりでしか見ることが出来ないイトラッキョウは、誰でも登ることが出来る佐志岳でも見ることが出来ます。

ここでは朝鮮半島系の植物と日本の植物の両方が見られる、と言う説明もありました。チョウセンノギクは前者なのでしょう。

    

人間は何もかもできないので、タカ長としてはタカの渡りに集中していましたが、植物的にもここはすごいところなのです。

平戸島をネイチャーの面から紹介しましたが、タカ長の知っていることなど微々たること、他にも色々なことがあるはずです。

タカ長としてはタカバカにならないで、その他のことにも目を向けたいのですが、、、、、。

と言うことで、次回は佐志岳や屏風岳にも登り、珍しい植物を見たいと考えています。