お人よしな日本人

靖国にある戦争博物館・遊就館について、日本国内に様々な方面から、賛否両論がある。　否定論者によると、遊就館を見学すると、戦争を賛美しているように見える。軍艦マーチの軍歌が流れているからという。
一方、別の人の話では、大変良く戦争の説明がなされていて、外国の方（欧米人）を連れて行き零戦特攻機そして人間魚雷回天を説明すると欧米人は涙ぐむという。
そして中国・韓国は日本軍国主義の賛美であり、第二次世界大戦を正当化していると非難する。
100人に聞いたわけではないので、さもありなん式に話をまとめるつもりはないが、同じ物を見てもそれぞれ感想が違うのは当然で、その人なりの捉え方でかまわないと思う。私自身は、軍国主義を賛美していると思わないし、戦争歴史博物館としては妥当なものではないだろうか。日本側からみた戦争史になるのは、ある程度やむを得ぬことだろう。
それに比較して、シンガポールの国立博物館（当時の昭南博物館）は、蝋人形ではないが、小さな模型を使って、日本軍が、いかにシンガポールに進駐占領し、悪逆非道を行ったか視覚効果を利用し、それぞれのシーンの模型ショーを見せている。
またセントーサ島には歴史の蝋人形館があるが、山下奉文大将にお会いしたければここを訪れてみたらよい。
中国・韓国は南京歴史博物館、韓国独立記念館を始めとして、特に中国は全土に抗日歴史博物館建設が盛んで蝋人形を使って日本人を徹底的にやっつけている。
感情に訴える反日教育、そして小さい子供たちに対する徹底的な日本人悪人論を教育している中国、韓国の現実社会が存在していることを我々は知る必要がある。
このような反日教育は両国の国際友好にプラスにはならないだろう。
憎悪は憎悪を生むだけだ。
世界中どこを探せば、あの国は悪い国だという学校教育及び博物館教育を積極的に押し進める国があるだろうか。
イギリスやフランスがヒットラーを引き合いに出して反ドイツ教育をやっているだろうか。
日本が、広島、長崎に原爆をおとされ一瞬にして街が壊滅し、大多数の市民が死んだといって、あるいは未曾有の無差別東京大空襲により20万人の女子供が殺されたからといって、反米教育をやったことがあるだろうか。
感情論的に他国を中傷する教育は何も生まない。
（ムラマサ、鈴のように低く鳴る）