アメリカ
今を知りたければ古きを訪ねるのが近道だ。
西部劇のジョン・ウエイン、アメリカ人にとって理想的な男性像であり、父親像だ。
強くて、優しくて、正義感にあふれ、そしてルックスがいい。
ジョン・ウエインを知らなければリチャード・ギアでもいいだろう。
そして正義役がいれば悪役も必要だ。 ならず者、そしてインディアンとの戦い。
インディアンは白人を襲う野蛮人、頭を剥ぐ土人として描かれ、正義はいつも白人にある。
が、しかし、アメリカ史を少し知れば、事実は全くの逆であった。 平和に暮らしていたアメリカ先住民は自らをインディアンと呼んだことは一度もない。 誇り高いスー(族)であり、アパッチ(族)である。 白人がインディアンの土地を奪い、征服し、結果的には95%のインディアンを虐殺したそうな。 勇猛さで白人を震え上がらせたスー族そしてアパッチ族は民族が絶滅するまで白人と戦い、結果、この地球上からその姿を消した。
このような血塗られた壮絶な戦いはわずか百数十年前のことだ。
私は、アメリカのやったこと、あるいは歴史認識を非難するつもりは全く無い。
なぜなら時代とはそういうものだと思う。 強き者が正義となる時代であった。
自然淘汰の法則かもしれない。 現代の感覚で当時の社会を測り非難することはいつも正しいとは限らない。
ライオンが生きるために可愛い子鹿を殺して食ったからといって誰に責められようか。
大事なことは、過去の歴史プロセスを経て、何を今に生み出したのか、そして未来はどのように切り開いていくのか、を考えることだと思うのだ。
アメリカの別の歴史は、アフリカから黒人を奴隷として連れてきたことである。
飛行機に乗ってケネディ空港に黒人が降り立ったのではない。 アフリカ大陸で奴隷商人が、人間狩りを行い、手足を鉄の鎖で縛ってアフリカ大陸から船で連れてきたのである。目的は、男は畑を耕す農耕馬牛であり、女は屋敷の下働きであり、男の性欲処理である。
後年、そのことによって、そして現在でも、人種問題はアメリカ社会に深刻な影を落としている。
それらをアメリカ人が謝罪し、悔恨に打ちひしがれている姿を見たことがない。
日本の政治家、歴史学者は田舎のアブと同じで呑気な父さんである。
(ムラマサ、月光に冴える)
今を知りたければ古きを訪ねるのが近道だ。
西部劇のジョン・ウエイン、アメリカ人にとって理想的な男性像であり、父親像だ。
強くて、優しくて、正義感にあふれ、そしてルックスがいい。
ジョン・ウエインを知らなければリチャード・ギアでもいいだろう。
そして正義役がいれば悪役も必要だ。 ならず者、そしてインディアンとの戦い。
インディアンは白人を襲う野蛮人、頭を剥ぐ土人として描かれ、正義はいつも白人にある。
が、しかし、アメリカ史を少し知れば、事実は全くの逆であった。 平和に暮らしていたアメリカ先住民は自らをインディアンと呼んだことは一度もない。 誇り高いスー(族)であり、アパッチ(族)である。 白人がインディアンの土地を奪い、征服し、結果的には95%のインディアンを虐殺したそうな。 勇猛さで白人を震え上がらせたスー族そしてアパッチ族は民族が絶滅するまで白人と戦い、結果、この地球上からその姿を消した。
このような血塗られた壮絶な戦いはわずか百数十年前のことだ。
私は、アメリカのやったこと、あるいは歴史認識を非難するつもりは全く無い。
なぜなら時代とはそういうものだと思う。 強き者が正義となる時代であった。
自然淘汰の法則かもしれない。 現代の感覚で当時の社会を測り非難することはいつも正しいとは限らない。
ライオンが生きるために可愛い子鹿を殺して食ったからといって誰に責められようか。
大事なことは、過去の歴史プロセスを経て、何を今に生み出したのか、そして未来はどのように切り開いていくのか、を考えることだと思うのだ。
アメリカの別の歴史は、アフリカから黒人を奴隷として連れてきたことである。
飛行機に乗ってケネディ空港に黒人が降り立ったのではない。 アフリカ大陸で奴隷商人が、人間狩りを行い、手足を鉄の鎖で縛ってアフリカ大陸から船で連れてきたのである。目的は、男は畑を耕す農耕馬牛であり、女は屋敷の下働きであり、男の性欲処理である。
後年、そのことによって、そして現在でも、人種問題はアメリカ社会に深刻な影を落としている。
それらをアメリカ人が謝罪し、悔恨に打ちひしがれている姿を見たことがない。
日本の政治家、歴史学者は田舎のアブと同じで呑気な父さんである。
(ムラマサ、月光に冴える)