武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

新宿酒場 ロン (2・28)

2009年03月01日 | 人間の欲望
新宿酒場ロン (2・28)
島、絵美、銀さん、洋子ママがいる。土曜の新宿。肌寒い。
「麻生はワシントンでオバマに会ってきたが、点数稼ぎのつもりがオウン・ゴールになってしまったな」
「日米首脳会談のはずが、麻生の表敬訪問だったとは」
「結果的には1時間20分になったけど、通訳を入れて1時間の約束だったから、単なる挨拶ということだった。共同会見もなく、食事会もなかった」
「オバマと会ったという事実だけで、首脳会談の体をなさない」
「何でもオバマは麻生との会談後のランチは、テレビキャスターと飯を食ったと暴露された」
「失礼な話だ。日本人はお人好しだから、小浜市の箸をお土産に持って行ったらしいが、オバマも会う以上は少しの情はあって良かった」
「オバマが日本に来るようなことがあったら、食事は一人で勝手にやってくれということだ」
「谷内と藪中の外務省前と現次官、駐米大使の藤崎一郎が米国に頭を下げて麻生を引き受けてもらったらしいが、みっともなかった」
「本当は谷内が駐米大使だったが、谷内が親友の藤崎を推した」
「谷内正太郎か。麻生のサハリン訪問も画策した人間で、今や影の外務大臣」
「まあ、いずれにしろ今の外務省は機能不全だ。外交機密費という裏金の使い方は半端ではない」
「またケイバ馬を買ったのか?」
「当たらずとも遠からずだが、外交機密費を使っても、オバマとの共同会見と食事をセットできなかったというのは外務省の致命的な敗北だ」
「まあ、あの藤崎では無理だろう」
「洋子ママはアメリカに長かったけど、ランチをしないというのは?」
「ランチどころかタキシード・ディナーが当たり前よ。日米首脳会談なら、ホワイトハウス晩餐会が普通ね」
「ということはオバマにとって首脳会談ではなかった」
「米国議会での演説で時間がないというなら、曜日をずらせばいいだけ」
「ワシントンの日本大使館の裏情報では、初めオバマは会わないということだった。麻生の政権寿命は長くて9月10日までだが、それまで持たないというCIA日本チームの分析だった。それを無理に日本は押し込めた」
「藤崎では駄目で、官僚を辞めた谷内を政府特使に戻して、アメリカへ派遣した。そして決まってから藪中が現役次官として渡米してお土産を渡した」
「だから1時間会うということになった」
「フーン、そういうことね。 そのお土産って何? 小浜の箸?」
「バカ。ジョージ・ワシントンに決まっている」
「しかし、麻生の英語を聞いたが、あれだったら日本語でやるべきだった」
「そうね、あの英語力で挨拶をしても、米国人は耳に入れない。 日本語というのは英語に似ていると陰でバカにしている」
「ホワイトハウスの公式記録では、麻生の英語は聞く事ができなかった、というものだ」
「いや、言っている事は分かったが、アメリカ人は聞く気持ちがない」
「麻生はトンボ帰りで東京へ帰ってきた。 機中泊」
「情けない総理大臣だね」
「中国、韓国、ロシアは一斉に、麻生は冷たく迎えられたと報道した」
「そういう報道をされただけでも日本のマイナスだ」
「英国の新聞は、麻生は末期症状で、日本は選挙をやれと内政干渉まで始めた」
「内政干渉だけど、それが親切に聞こえるから不思議だ」(笑)
「中国と韓国は大笑いだ。日本の赤ッ恥総理、米国へ行く」
「麻生の悲願は7月のイタリア・サミットへ行くこと。それが終ったら総理を辞めてもいいということだろうな」
「福田康夫と同じパターンだな。 我執の為に権力の座に居座る」
「麻生は議員内閣制の下、瑕疵なく総理に選ばれたと強弁しているが」
「それは間違いだ。安倍、福田と2代続けて政権を投げ出した政党は重大な瑕疵がある。その瑕疵の上に選ばれた総理には権力の正統性はない」
「それはもっともだね」
「マーフィーの法則に嵌った麻生太郎と(じゅうめい)は言っていた」
「その法則にはまると、10個の内1個しかない失敗のボタンを必ず押すという恐ろしい法則がある」
「つまり駄目なときは何をやっても裏目に出る」
「それは麻生個人の問題ではなく、国家問題だ」
「それを言うなら、日本は(麻生の法則)にはまった」(笑)
☆中川昭一
「1週間テレビで朝から晩までやられて、へたなお笑いより面白かったというのが巷の評判だった」
「あれで、完全に一人の政治生命が失われた」
「有力な総理候補だったがローマ失脚。政治は一寸先は闇だと言うのは本当だ」
「でも突発事故というより、長年の身から出た錆で、本人の自己責任だ」
「前に本会議の演説でも、原稿を読みながら失語症になってしまった。何でも朝から大臣室で酒を飲んでいたというから、アル中だな」
「ローマ会見で、中川の右側に座っていたのが財務省財務官の篠原尚之」
「中川の同級生の玉木局長の上司になる」
「中川はロンドンから麻布高のクラスメートをローマに呼んで、玉木を入れて同窓会をやった」
「そういう人間関係もある訳ね。篠原は俺は知らんよという態度だった」
「昭一の深酒は有名で、泥酔大臣と言われて、女性番記者は朝から酒臭くてとボヤいていたが」
「彼の政治生命を絶ったのは、結果的には官邸と国民新党の亀井静香だったな。官邸は亀井から中川の問責は出さないという言質を得て「辞任なし」で動いたが、土壇場で小沢がゴーサインを出した。その裏には菅直人がいた。問責が出されると聞いて、慌てて官邸は中川に引導を渡したが、時すでに遅し。中川はメディアの餌食にされて沈没」

「今後の政局は?」
「小沢一郎が断言した。3月解散、4月総選挙」
「そして小泉が麻生潰しに動いている。武部を使い、中川秀直を動かし、小池百合子と小泉チルドレンが声を上げる」
「新党?」
「いや違うな。今の瞬間は、麻生つぶし、小池百合子首班で電撃解散。しかし情勢は刻々変わる」
「町村派会合にはもう秀直は出席していない。町村派からの離脱は規定路線だな。しかし町村と言えば、福田康夫辞任会見で、ぶるぶる身体を震わせていたのが印象的だった」
「ポスト麻生に名前が挙がっているのは?」
「与謝野、石原、石破、小池、谷垣、野田聖子、河野太郎かな」
「どれも駄目だが、麻生よりはまし、ということか」
「今、麻生は官房機密費を撃ちまくって、内閣と党の連中を抱きこんでいるという噂が永田町には飛び交っている」
「権力の中枢を押さえて、反乱は潰すということだな。権力者の常套手段だ」
「もはや麻生の支持率回復は望めない。しかし麻生の悲願はイタリア・サミット。石に噛り付いても行くことだ。その後は福田と同じコース」
「その為に、やれる事はなんでもやる。例え女房を質に入れてもという気分だろう」
「権力の亡者か。我欲の執念か。益々険しくなった顔付き、爪を噛むひん曲がった口」
「のた打ち回る妖怪の最期は、民主・長妻昭の聖剣によって退治されるか」
「おいおい、どこかの講釈師になってきたぞ」
「お前も昭一と同じアル中だ」(笑)
昨日、中川昭一は北海道の地元で、非公開の後援会総会を行なった。田舎の人達は暖かいから、中川頑張れだったが、死んだ子の歳を数えるようなもので、もはや脚を失った亡霊でしかない。吉本でお笑いコンとでもやった方が受けるのではないかと思うが、北の冷たい風は骨身に沁みただろう。世の中の実体経済は益々悪化の一途だ。3月決算を乗り切れず、大型倒産はまだまだ続く。その世界恐慌の本当の原因は、日本にあると本ページは指摘してきた。国民の富をゼロ金利で収奪し、大銀行は1円の法人税も払わず、その莫大な儲けを世界各国に貸し付け、円キャリー、サブプライム破綻、アイスランド国家破産、韓国危機、6兆円の年金運用失敗、900兆円の財政赤字などなど、官僚帝国と自民党政治は失政を続けてきた。今、まさに平成維新の錦の御旗を掲げるときだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする