検察と小沢一郎。
昨日、本ページでは、二階俊博は撃ち方やめ、と述べたが、今度は小沢一郎に対しても「事情聴取なし」つまり取り調べをしないという。事情聴取という当たりのいい言葉を使っているが、実態は検事による「締め上げ」だ。野党第一党党首で、参院で権力を握っている党首を締め上げたのではどういう「しっぺ返し」をされるのか検察も怖気ついた。小沢の懐刀である参院・議運委員長の西岡が「検事総長の樋渡を国会に呼ぶぞ」と脅かしをかけ、検事の親玉が国会で脂汗を流すことになれば、樋渡は威信失墜でアウトだ。一方、拘置所にいる大久保隆規は完黙だから、検察特捜部も落とせず困った状態にいる。後は自白無しの物証だけでやるか、しかしザル法の政治資金規正法違反でやっても実態は、「合法的な贈収賄」になっているから、それで追いつめると「権力の自己矛盾」に陥る。大久保は、本筋の「談合」「あっせん利得」が固め切れていないと漏れ聞こえてくるのだが、24日までには大久保を起訴しなければ、特捜部長の首ばかりか、検事総長とても安閑としてはいられない。政治的には小沢潰しの国策捜査が、企業・団体献金の全面禁止に波及したことで、自民党のアキレス腱が叩かれた。それによって自民党領袖たちが「奇怪な悲鳴」を上げ始めたのは、今までにないことだ。小沢一郎と自民党の権力闘争という、白刃の火花を散らして睨み合っている。300億円余りの政党助成金を貰っておきながら、自民党は年間168億円の企業献金を貰っている。それは民主党18億円の9倍にもなる巨額利権の沼なのだ。企業と政治団体献金禁止が総選挙の錦旗になる動きになってきたのは、やはり麻生太郎のマーフィーの法則なのか。
★
AIGとガイトナー米財務長官。
AIG破綻の本質は、ハーバードMBA卒業者がデリバティブ金融商品の投機に失敗したことにある。 いくら金融工学の商品理論だと綺麗ごとを言っても、所詮はギャンブル経済。 勝つ事はあっても、負けるとすべてを失う。 AIGの会長は議会公聴会において、高額ボーナスを出した理由を聞かれて、「デリバティブ商品を扱える人間をAIGに引き留めて置く為だった」 と述べたが、議員と傍聴者の怒りを買った。 17兆円の公的資金を投入されたAIGは、さらに3兆円の公的資金注入を要請している。AIGの破綻を招いたギャンブラーを、ポーカーがうまいからと言って、もっとギャンブルをやってくれと言っているようなものだ。 AIG会長の 「底の抜けた経営者」の堕落を見た。米国下院で高額所得者に対するボーナス90%課税は、米国流みせしめだろう。
19日、AIGのボーナス問題の責任は自分にあると述べたガイトナーだが、高額ボーナスの支給は前もって承知していた疑いが濃い。議会や世論から辞任を求める声が出てきた。 2月に米国議会を通過した7870億ドル(78兆円)の破綻回避策と景気対策費は、本当にその金額で足りるのかと疑問視する専門家も多い。そしてその尻拭いをさせられるのは、我々日本であることを言っておこう。
★
WBC 日韓4戦目、日本が6対2で韓国に完勝。
昨日のヒーローは誰だろう。1番手は、レフトへ生涯一番の文句なしのホームランを放った内川、2番手は青木、1塁側へのセーフティーバンドの成功が3点を加える導火線になった。青木の野球センスは非凡だ。メジャーでも充分通用するイチロークラスだ。そして小笠原は爆発力が出てきた。大きくない身体を使ってのフルスウィングは迫力がある。
さてピッチャー陣は継投で逃げ切った。内海は韓国の打者の真後ろの頭部にデッドボールを与えた。韓国の新聞はビーンボールと言ったが、もちろん故意ではない。あれは内海の投球術が下手だからそうなった。つまり、キャッチャーから目を離して投げたから手元が狂った。いずれにしても内海が悪い。マーちゃんは、ど真中のストレートを投げてセンターオーバーのホームランを打たれたが、最後の藤川はよく踏ん張って押さえ切った。
今まで韓国に負けた2試合は、日本のほうが安打数は多く、韓国はいずれも4安打しか打っていない。それで韓国が勝ったということは、韓国が強いというより日本が一人で転んだということだ。日本のピッチャーは見事に韓国打線を抑えている。また野球を国技とするキューバを2戦とも完封したのは、日本投手陣の実力だ。しかし、日本は喜んでばかりもいられない。なぜなら、松坂のように、ダルも、岩隈も、マーちゃんもメジャーへ行く予感がするからだ。
まあ若い時は、米国でやるのも悪くはないが。
がんばれニッポン。
昨日、本ページでは、二階俊博は撃ち方やめ、と述べたが、今度は小沢一郎に対しても「事情聴取なし」つまり取り調べをしないという。事情聴取という当たりのいい言葉を使っているが、実態は検事による「締め上げ」だ。野党第一党党首で、参院で権力を握っている党首を締め上げたのではどういう「しっぺ返し」をされるのか検察も怖気ついた。小沢の懐刀である参院・議運委員長の西岡が「検事総長の樋渡を国会に呼ぶぞ」と脅かしをかけ、検事の親玉が国会で脂汗を流すことになれば、樋渡は威信失墜でアウトだ。一方、拘置所にいる大久保隆規は完黙だから、検察特捜部も落とせず困った状態にいる。後は自白無しの物証だけでやるか、しかしザル法の政治資金規正法違反でやっても実態は、「合法的な贈収賄」になっているから、それで追いつめると「権力の自己矛盾」に陥る。大久保は、本筋の「談合」「あっせん利得」が固め切れていないと漏れ聞こえてくるのだが、24日までには大久保を起訴しなければ、特捜部長の首ばかりか、検事総長とても安閑としてはいられない。政治的には小沢潰しの国策捜査が、企業・団体献金の全面禁止に波及したことで、自民党のアキレス腱が叩かれた。それによって自民党領袖たちが「奇怪な悲鳴」を上げ始めたのは、今までにないことだ。小沢一郎と自民党の権力闘争という、白刃の火花を散らして睨み合っている。300億円余りの政党助成金を貰っておきながら、自民党は年間168億円の企業献金を貰っている。それは民主党18億円の9倍にもなる巨額利権の沼なのだ。企業と政治団体献金禁止が総選挙の錦旗になる動きになってきたのは、やはり麻生太郎のマーフィーの法則なのか。
★
AIGとガイトナー米財務長官。
AIG破綻の本質は、ハーバードMBA卒業者がデリバティブ金融商品の投機に失敗したことにある。 いくら金融工学の商品理論だと綺麗ごとを言っても、所詮はギャンブル経済。 勝つ事はあっても、負けるとすべてを失う。 AIGの会長は議会公聴会において、高額ボーナスを出した理由を聞かれて、「デリバティブ商品を扱える人間をAIGに引き留めて置く為だった」 と述べたが、議員と傍聴者の怒りを買った。 17兆円の公的資金を投入されたAIGは、さらに3兆円の公的資金注入を要請している。AIGの破綻を招いたギャンブラーを、ポーカーがうまいからと言って、もっとギャンブルをやってくれと言っているようなものだ。 AIG会長の 「底の抜けた経営者」の堕落を見た。米国下院で高額所得者に対するボーナス90%課税は、米国流みせしめだろう。
19日、AIGのボーナス問題の責任は自分にあると述べたガイトナーだが、高額ボーナスの支給は前もって承知していた疑いが濃い。議会や世論から辞任を求める声が出てきた。 2月に米国議会を通過した7870億ドル(78兆円)の破綻回避策と景気対策費は、本当にその金額で足りるのかと疑問視する専門家も多い。そしてその尻拭いをさせられるのは、我々日本であることを言っておこう。
★
WBC 日韓4戦目、日本が6対2で韓国に完勝。
昨日のヒーローは誰だろう。1番手は、レフトへ生涯一番の文句なしのホームランを放った内川、2番手は青木、1塁側へのセーフティーバンドの成功が3点を加える導火線になった。青木の野球センスは非凡だ。メジャーでも充分通用するイチロークラスだ。そして小笠原は爆発力が出てきた。大きくない身体を使ってのフルスウィングは迫力がある。
さてピッチャー陣は継投で逃げ切った。内海は韓国の打者の真後ろの頭部にデッドボールを与えた。韓国の新聞はビーンボールと言ったが、もちろん故意ではない。あれは内海の投球術が下手だからそうなった。つまり、キャッチャーから目を離して投げたから手元が狂った。いずれにしても内海が悪い。マーちゃんは、ど真中のストレートを投げてセンターオーバーのホームランを打たれたが、最後の藤川はよく踏ん張って押さえ切った。
今まで韓国に負けた2試合は、日本のほうが安打数は多く、韓国はいずれも4安打しか打っていない。それで韓国が勝ったということは、韓国が強いというより日本が一人で転んだということだ。日本のピッチャーは見事に韓国打線を抑えている。また野球を国技とするキューバを2戦とも完封したのは、日本投手陣の実力だ。しかし、日本は喜んでばかりもいられない。なぜなら、松坂のように、ダルも、岩隈も、マーちゃんもメジャーへ行く予感がするからだ。
まあ若い時は、米国でやるのも悪くはないが。
がんばれニッポン。