★国難と民主党。
民主党には国難がついて回るようだ。
菅直人や仙谷、江田五月ら社会党系の前衛主義、つまり一握りのエリート集団が愚昧な大衆を指導する。
小沢自由党系の国家主義、つまり国家統制による運営、なびく者にはエサを与えるが、批判する者は闇に葬る。
民社系、大企業の労働組合の代弁者であり、国家経営など何も関心なし。
そして鳩山由紀夫は、名門セレブの人寄せパンダの役割を果たし、国民を騙した。
これが民主党の本質であり実態ではないか。
そして、その菅直人が昨日(3・18)、自民党の谷垣に入閣を要請したそうな。
民主党は無能無策をさらけだし、エンジン停止に陥った菅タイタニック号を助けてくれということだが、それを要請するならば、菅直人と民主党は速やかに下野して、野党に政権を移譲すべきだ。
それが菅直人に出来る最後の奉公ではないのか。
★石原慎太郎が、「これは天罰だな」と喝破したが、確かに国民が民主党を選んだことによる「天罰」の側面はある。
民主党が政権を握ってから国難が日本を何度、襲ったか。それは単に偶然の産物ではない、というのは少々、オカルトに過ぎるか。
同時に、小松左京のSF小説「日本沈没」を思い出した。小松左京の発想は、日本海溝プレートの断層隆起という、今回の大地震に通じるものだった。それは彼の科学的根拠に基付く秀逸な着眼と発想であったろう。
菅直人なる者も、もう少し想像力を働かせる能力があれば良かったが、昨晩(3・18)の官邸会見を聴いても、尾羽打ち枯らした姿に見え、精神のバランスを崩した病の人そのものではなかったか。
誰か、菅にドクターストップをかけ、静養させた方が日本の為だと思う。
★東電。
東電の常務・小森明生は福島市で、「痛恨の極みです」と、謝罪したそうだが、それよりも現場で陣頭指揮を執ったらどうか。
世界一高い電気料金を臆面もなく取っておきながら、原発に関する安全技術を持っていなかった。パンフレットを見ると、原発はクリーンエネルギーであり、安全は高度に保証されていると謳っていながら、その実、東電は原発のことは何も知らなかったのではないか。
まるで無免許運転だな。
技術と設計は東芝にオンブに抱っこ、東芝の基本的かつ致命的な設計ミスを指摘できなかった。その内容は、昨日の本ページに述べたが、少しでも技術と安全管理を学んだ者ならば、福島原発の設計レイアウトを一瞥しただけで分からぬはずはなかろう。分からなかったというのは怠慢であり、思考停止だ。
国策の上に乗った、とてもとても偉い原発科学者とエリート技術者による洗脳と専横は、下々のエンジニアにとっては神に近かったのではないか。
個人的には、福島原発で働いているエンジニア数名とは知己であるが、以前、そのような話を彼らと交わした記憶がある。
★日本の原発技術を応援していた本ページであったが、東芝も日立も三菱も行く手に、俄かに暗雲が垂れ込めてきたようだ。1基5千億円の原発商売が手元からするりと抜けていく。原発エリート技術者から見れば、非常電源と非常用冷却ポンプなどというのは、ゴミみたいなものかも知れぬな。
★地震発生から1週間も経って救援物資が届かないのは異常だ。
ガソリン、石油が無い、食料が無い、医薬品が無い。
皆さん、被災地の人たちは流れてきた食料を拾って食べているのですよ。
石油がないから暖房が無い。底冷えのする固い床の上で夜も眠れない。
菅直人の命令で緊急用車両に無制限供給してきたガソリン。菅直人の命令で警察や自衛隊にばかり燃料を回した。しかしそれは既にダブついているが、被災地は深刻なガソリンと石油不足に陥った。
天災に人災が加わっている不幸と恐怖。
★国会議事堂内にある衆院の民主党控室。
民主党にインスタント食品が大量に運び込まれたそうな。
枝野幸男は、国民に買い占め自粛を求めたばかりだが。
運び込まれたのは、インスタント食品29箱。ソース焼きそば2種類、合計348食分。
まあ、民主党のろくでもない奴らが食うんだろうな。
★プロ野球セ・リーグ。
おいおい、東京ドーム・ナイターでまばゆいばかりの照明をつけて何をするつもりか。
やめれ。
(ムラマサ、鋭く斬る)