★NHK花燃ゆ
「新しい場所で実がなり、種となる、そこから繋がっていく」
と、楫取夫婦の最後のセリフ。
昨日で「花燃ゆ」が完結した。視聴率は低迷していたが、実に面白かった。
NHKの大河では久々のヒットだったのではないか。
幕末から明治にかけての激動の時代、日本の揺籃期における人間ドラマが吉田松陰の妹「みわ」を中心に回っていく。
そこには吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、楫取素彦らの逸材が行動を起こし、日本の近代化を力強く推し進めていった。
時代は一見、順風満帆のように進んだが、そこは世界列強の帝国主義が跋扈する時代、日本は「富国強兵と脱亜入欧」の下、幾多の困難、挫折、苦境に陥ったことであったろう。
大河が滔々と流れるような明治精神の「大義と至誠」の裏面には、階級社会と貧困があり、選挙権はブルジョワ階級のみに与えられ、女性には発言権はなかった。
「花燃ゆ」の最後は、富岡製糸に見られる近代産業の勃興と、教育の普及、鉄道の敷設による近代国家への夜明けがあったが、同時に女工哀史に見る劣悪な労働環境と娘売りがあったことも歴史の裏面史としてある。
しかしながら、日本と日本人の素晴らしさは、その負の歴史に停滞することではなく、今日の涙と貧困は、明日の希望と幸福へと昇華させていく、前向きな精神の高揚にあるのではないのか。
★韓国の大邱(テグ)市。
12月5日、「日本軍慰安婦歴史館」が開館した。
韓国国内での慰安婦館は4カ所目だという。
韓国はイアンフの国に変貌しつつある。
イアンフとは最古の職業と言われ、女性の性を売る商売である。
韓国の慰安婦問題の本質は、日本をおとしめ、侮辱することが主眼であるが、今の時代、売春婦を売りにして世界に誇ろうとするのは、韓国くらいしかないのではないか。
さすが、10万人を超す韓国女の遠征売春婦を世界に輸出する国ではある。
テグの慰安婦館も、韓国政府とテグ市の出資で完成したという。
そういう意味においては、日本人観光客を忌避するシンボルではある。
朝鮮人の親によって売り飛ばされた娘が、朝鮮人の経営する売春宿で兵士を相手に性を売る。それが朝鮮人慰安婦の実態であったが、韓国朝鮮人は未来を志向するのではなく、自堕落な歴史の中に身を置こうとする民族なのかも知れぬ。
(じゅうめい)