★NHK大河、真田丸。
ついに稲姫の吉田羊が登場した。
かの姫は、真田丸の大泉洋の正室になるお方。
どんな美麗の姫かと期待してテレビを観たが、そこに居たのは、まごうかたなき「姥桜」ではないか。
調べてみると吉田羊の実年齢は42歳、やはり、年齢はごまかせない。
しかも、花も恥らう乙女に見えるように若造りをしているから、ちょっとドン引き。
期待していただけに、姥桜を持ってくるとは、ミスキャスティングではないか。
見晴らしの良い峠の茶屋で、三色の串だんごを注文したら、出てきたのは三日前の古いだんごだったという話。
姥桜を国語辞典で引くと、「初老を越えても色香の名残りを漂わせる女性」とな。
ウ~ン、初老ね、昔は50歳くらいが寿命だったから、42歳というのはもはや老境ではないのか。
しかしなあ、他に20代の美麗な女優は、いなかったのか。
例えば、桐谷美鈴でどうであったか。
まあ、三谷幸喜の俺流選定だな。
さらに、豊臣秀吉、徳川家康、上杉景勝、織田信長などは歴史的に姿形や性格、癖などは調べ尽くされているから、そのイメージから大きく異なると、その歴史性と信憑性に疑問がつく。
今回、豊臣秀吉役の役者は、秀吉タイプではない。
眼光が小者のように鋭いし、人たらしと言われた秀吉の魅力が出ていない。
これは名門・上杉家の景勝にも当てはまる。遠藤憲一演じる景勝では目の血走った野武士のような雰囲気になるし、家康は深謀遠慮の狸であったと言われているが、今回の家康役は、中小企業の課長みたいな雰囲気だから、どうしたものか。
とまれ、主役の堺雅人、W大の学生演劇から出発して、当時の学生演劇界ではスターであった。今の真田丸は雅人と草刈正雄で持っている。
★東京五輪の公式エンブレム。
「組市松紋」に決まった。
私個人的には、他の華やかな色使いのデザインの方が好きだった。
まあ、サノケンのデザインよりは圧倒的に優れているが、この新エンブレムを見た瞬間、アラブのゲリラが頭に巻いているチェックのスカーフかと思った。
東京オリンピックは聖戦になるのか。
★オーストラリアの次期潜水艦選定。
「日本は潜水艦選定候補から脱落した」と豪州から25日に正式に連絡があったという。豪紙によると、日本が脱落した理由は「武器の輸出や海外現地生産の経験に欠ける」ということだそうな。
まあ、理由にならない理由だな。
その本音は、先の大戦で日本とオーストラリアは戦争をして、お互いに血を流した訳で、底流には日本忌避論が根強いということではないのか。
韓国朝鮮と違って豪州はそういうネガティブなことは表に出さないが、それがネックになった気がする。
日本にいるオーストラリア人は、そういうことはオクビにも出さないが、シドニーにしろ、メルボルンにしろ、かの地で親しくなったオーストラリア人の男と酒を飲んで話をすると、「俺の祖父は日本軍と戦って死んだ」とか、そういう話が自然と出てくる。
(じゅうめい)