光山鉄道管理局・アーカイブス

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「恐怖の夏休み!暴走する新幹線」

2022-03-12 05:20:07 | 映画・テレビ

 今回はネタ的に脱線気味のはなしですがご勘弁をば(こんなのでも一応鉄道ネタですし)

 先日、ネット広告で知ったのですがタカラトミーのトランスフォーマーシリーズに「0系新幹線が変形するロボット」が発売されるとの由。

 上の写真は旧作に登場する列車の合体ロボットですが、今回のはこれのリニューアル、グレードアップ仕様らしいですね。

 デザインを見る限りロボットのかっこよさに破綻はありませんし、何より「本当に25M級車体の0系先頭車の姿に変形できるらしい」と言うのはわたしには大きな訴求力です(笑)
 聞くところではHOスケールで設計にはTOMIXが全面協力しているとの由(TOMIXってHOの0系を出していましたっけか?)

 その凄さに驚いていて、ふと思いだしたこと。

「そういえば0系新幹線がロボットに変形する実写特撮ドラマがあった」
 ちょうどその作品がCSで放映されていますし、この機会に取り上げてみるのも一興かと。

 作品は昭和52年に放映された「大鉄人17(ワンセブン)」(MBS ・東映)の一編「恐怖の夏休み!暴走する新幹線」

 本作は昭和50年代に放映された巨大ロボット特撮物の一本。人類抹殺を企む巨人頭脳「ブレイン」に作られた巨大ロボットの「17」は自らの意志で人類を守るためにブレインに反逆。唯一心を通わせる南三郎少年と共にブレインが繰り出すロボット軍団に戦いを挑むと言うものです。

 夏休みのある日、三郎少年たちが乗った博多行き「ひかり23号」が突如暴走を始めた。
 名古屋も新大阪も勝手に通過し、爆走する新幹線。三郎少年を救出するために出動する17。
 だが突如ひかり23号は線路を外れて宙を舞う!
 実はひかり23号は三郎少年を捕獲するためにブレインが送り込んだロボットにすり替えられていたのだ!
 17の前でひかり23号は「巨大な新幹線ロボット」に変形(いや、変身?)する!!


 と言うのが大まかなストーリーです。

 本作の2年前に同じ東映は劇場用映画の「新幹線大爆破」を製作しましたが、その際に実物大の車内セット(実車と同じパーツを使用した労作!)を製作しています。
 その出来の良さと、当初は不入りの為に赤字だったと言われる製作費回収の穴埋めのためか、直後の時期から東映(やセットをレンタルされた他の制作会社も含めて)で新幹線関連のドラマや映画が何本か製作されています。

 恐らく本作もそのひとつですが、セットとは別に「大爆破」の走行シーンや特撮シーンのデュープがかなり使われており、画面的にはあたかもプチ「新幹線大爆破」みたいなノリになっています。
 ひょっとしたら本作は「大爆破」の素材を最大限に利用するために捻り出された一編かもしれませんね。

 そして、問題の「新幹線ロボット」ですが

 なんと言いますか、とりあえず0系の顔がついていますが、プロポーションは寄せ集めのプラレール風。
 武器は「ヘッドライトから乱射されるミサイル」「自分の車輪を外して転がし相手を転ばせる」と妙に芸達者です(まあ、敵方のメカですからトランスフォーマーみたいなかっこよさを求めてはいけないか)

 本作は前後編になっていますが後編が今から楽しみです(笑)

 余談ですが、この新幹線の車内セットは後に「バトルフィーバーJ」(昭和54年)のある話で、そのものずばりの「撮影所のセット」として登場しています。
 ここでは「車内セットを外から見るとどうなっているのか」もわかるカットがあるのですが、まるで「でっかいビールの木箱」みたいでその落差に少なからずがっかりさせられますがw


更に余談。
この記事をメインブログに上げた後、弟から追加の写真が届きました。トランスフォーマーも昔の仕様だと今回の新幹線ロボと大同小異だった事を知りました。

 更にバンダイのマシンロボの新幹線ロボは顔が17の新幹線ロボそっくりだった事実も知ります(爆笑)


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