Macには”Espresso”っつうソフトがあって、”Sugar”っつうプラグインがある。・・・という話ではない。
ハーブに含まれ、揮発性の芳香物質を含む有機化合物(エッセンシャルオイル)を抽出する方法として水蒸気蒸留がある。
広範な沸点分布を持つ精油成分を一度に留出させるにはこの方法が適しており、水や熱水を用いた抽出法に比べて、水に溶けづらい成分も抽出(蒸留)が可能という特徴がある。もともとは、香水を作るためのエッセンシャルオイルの収集に用いられる手法であるが、これをコーヒーの抽出に用いたのがエスプレッソ。約90℃の亜臨界(9気圧)圧力の水蒸気を用い、て20から25秒の抽出時間で約30mlのコーヒーを抽出する。
抽出に蒸気を用いることで、コーヒー豆の油分やタンパク質に由来する「クレマ」と呼ばれる黄金色の泡がエスプレッソには浮かび、水や熱水によって抽出されたドリップコーヒーよりも深い味わいのものとなる。
コーヒー豆を圧縮蒸気によって抽出するエスプレッソマシンは、イタリアのルイジ・ベゼラの発明による。
というのも、1806年、ナポレオンが大陸封鎖令を発し、フランスに従属した欧州諸国や北欧は豊かな経済力をもつイギリスと通商ができなくなったため、砂糖やコーヒー豆が極端に不足した。コーヒー豆が不足して高価になったことから、少ない豆からその成分をしっかり引き出すため、深煎りされ極細に挽れた5~6gほどのコーヒー豆からエスプレッソは抽出される。エスプレッソの発明がナポレオンの大陸封鎖令が引き金となっていることから、フランスはもちろんスペインなどの大陸封鎖令で影響を受けた国で愛飲された。
一方、イギリスでは当初はコーヒーが主役だったのだが、コーヒーとは違うエキゾチックなアジア文化としてのお茶やその礼儀作法が上流階級の女性に広く受け入れられ、コーヒーは紅茶にその座がとって換わることになる。
さて、日本でいえば、お茶の延長である紅茶よりもコーヒーの方が、そして、最近では、アメリカン・コーヒーよりもしっかりと香りが高いエスプレッソの方が人気が高い。しかも、茶道を発達させた日本、エスプレッソの飲み方にもこだわりを持つ人が多い。
イタリア事情に詳しい人たち曰く、
「エスプレッソに砂糖を入れずに飲むのは大それた誤り。砂糖を入れると香りが立つから、砂糖を大量に入れて飲むのがイタリア人の飲み方」
とのこと。
しかも、
イタリアの人たちは、カップの底に残った砂糖をスプーンですくって舐めているそうで、その真似をしなくちゃいけないらしい。
正しいエスプレッソの飲み方は奥が深い。んで、砂糖を入れるとより香りが立つって本当っすか?
ご訪問&最後まで読んでくださりありがとうございます。
お帰りの際、ひとつクリックお願いします。
お手数かけてすいません。
↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村