ジムからはっちゃけ美人コーチが去って、最上階のプールはさぞかし以前の老人ホームのごとき活気のなさを見せるかと思いきや、結構、残された生徒たちが元気にやっている。
昨年の震災で実家が被害にあった気仙沼や岩手出身のお嬢たち。・・・そう、ぼくらはコーチの送別に託けて食事会を開き、生徒同士の親睦を深めたのだった。
コーチが去った後の穴埋めは、このブログに登場したことがあるスレンダーな体型の女性コーチ。競技水泳出身で、やたらと数字に強い人だ。
・・・水泳コーチ(特に競技出身)は、自分が現役時代に苦手だった(イヤだった)練習を生徒にやらせたがる。その女性コーチも、その典型的なタイプだった。
「社会人水泳ってスイム・トレーニングが主です。興味があったら受けてみてください♪」
ろくにジムのレッスン・スケジュール表を見ることのないぼくは、その女性コーチの言う意味が良くわからなかった。・・・昼間のレッスン・プログラムに「社会人水泳」っていうレッスンがあり、そのことを言っているんだろうと。競泳とかパワー・スイムなんて遠い世界の話だと思っていたのだ。
3月に入り、レッスンのスケジュールに一部変更があり、その最初のレッスンで「社会人水泳」がどの時間帯で行われるレッスンのことを言っていたのかわかった。・・・その時間がそれだった。
「ビート板4往復!」
プールの壁にしがみついてゼイゼイいっているぼくらに、コーチの容赦のないサディスティックな声が飛ぶ。
「ウチの家訓で1日に2本以上、ビート板をしちゃいけないんすけど・・・」とか、「宗教上の理由で」とか、「亡くなった父親の遺言で」とか、きつい練習に対して抵抗を試みているが、すべては徒労に終わっている。
やばそうだ。レッスンの翌日のはんぱない筋肉痛から嫌な予感がしていたのだが、とうとう、限界を超えた。疲労から免疫力が低下したせいか、花粉アレルギーで痛めつけられた粘膜が反逆を起こした。
・・・もともと、プールで殺菌に使う塩素は花粉症のリスクを高くする。
"Swimming pool attendance and hay fever rates later in life", Y. Kohlhammer1, A. Döring2, T. Schäfer2, H.-E. Wichmann1,3, J. Heinrich1, the KORA Study Group, Allergy, Volume 61, Issue 11, pages 1305?1309, November 2006
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1398-9995.2006.01229.x/full
プールの水を消毒する塩素の副産物は、肺の内側にダメージを与え、アレルゲンに接触しやすくし、花粉症のリスクを増加させる。
・・・っつうことで、この連休はかつてないほどの激しい花粉アレルギーで寝込んだ。
鼻水が止まらないうえに、発作的に咳まで。目はめちゃくちゃかゆい。
が、こうなりゃ意地っす。鼻水たらしてもプール休まねえど。・・・サディストのコーチよ。待っておれ。。
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