正しいエスプレッソの飲み方は奥が深い。砂糖を大量に入れて飲むのがツウの飲み方らしい。砂糖を入れずに飲むのはシロートの誤り。これがお茶を作法の極限まで高めた日本の通人たちが推奨するエスプレッソの正しい飲み方だ。
一日に何倍もコーヒーを飲むぼくにとって、この「砂糖を大量に入れて飲む」というのはとてもつらい。いや、砂糖を普通に入れて飲むのすらつらいものがある。砂糖を入れると微妙なコーヒーの味わいがわからなくなってしまうし・・・。
一般に、糖分の適正な摂取量は1日50gといわれる。ティースプーン一杯の砂糖は約5g。
スプーンで2杯の砂糖を入れて、溶け残った砂糖をスプーンですくって舐めていると、一日5杯飲むと砂糖摂取の上限ギリギリになり、他にお菓子や果物も食べられないということになる。
・・・イタリアで正しいエスプレッソの飲み方を身に付けたがため、コーヒーに砂糖を入れて飲むのが習慣になってしまったら、ぼくのこの三島由紀夫ばりの肉体美も見る間に無残な姿になってしまう。・・・ん?なんで三島由紀夫なんだ??(爆)。。
ぼくには由緒正しきエスプレッソ道は耐えられそうもない。
っつうことで、小指を立ててカップを持つなとか、砂糖を入れてもかき混ぜるなとか、2口でエスプレッソを飲み干せとか、最後は息を吸い込むように「すっ」と音をさせて飲み切れとか、飲み終わったらカップを90度回し、正面を元に戻せとか、作法が煩雑なエスプレッソを避けて、旅行中は甘いホット・チョコレート(Cioccollata)を飲むのがマイブームになった。
ホット・チョコレート。・・・これ、ものすごくカロリー高そう。砂糖どころの話じゃない。でも、寒い中を歩き疲れた時は最高!
ついでに、ホテルのフロントのお姉さんにイタリアン・ホット・チョコレートの作り方を教えてもらいますた!
<材料*デミタスカップ2杯分>
・牛乳 200cc
・セミブラック・チョコレート 50g
・その他
バニラ、砂糖、リキュール、生クリーム、ホイップ生クリーム、シナモン、唐辛子など
<作り方>
1.チョコレートは刻んでおく。
2.鍋に牛乳を入れて弱火にかける。
3.用意してあった刻みチョコレートを入れ、弱火のままか、火から外し余熱でチョコレートを溶かす。
4.よく混ぜ溶かし、弱火にかけながら新たに牛乳を足して、好みの濃度に調節。バニラ、砂糖、リキュール、生クリームを加えて、好みの味を楽しむ。
なお、唐辛子を好みで入れるのは、ジョニーディップ主演の映画ショコラのマネなんだそうだ。
ちなみに、フロントのお姉ちゃんの意見では、エスプレッソを無糖で飲む(日本同様にblackというらしいのだが)のは当人の勝手でしょとのこと。・・・本場のイタリア人は、エスプレッソの作法というものをわかってないいんだなあ。これだから困る。日本に来てイタリアのこと勉強しなさい!・・・なんてね。
ということで、町のチョコレートさんに、ホット・チョコレート用のチョコレートの買い出しに。
売ってました。これぞ本場のカカオ74%のホットチョコレート用ブラックチョコレート。
なお、「キス・口づけ」を意味するbacioの複数形のバーチ(baci)は、ペルージャ(Perugia)に工場があり、毎年チョコレート祭り(Festa del Cioccolato, Eurochocolate)が催されるらしい。
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