ごきげんようでござる!
さあ、今宵は久しぶりのデストロン軍団商品で、2008年販売の「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」版デストロン航空参謀スタースクリーム(D-02、スタースクリーム、2100円)の紹介でござる!
本品は海外では2006年に「CLASSIC」販売され、初代スタスクリーム(22、スタースクリーム、1980円)の完全リメイク商品なのでござるが、日本販売版では、より旧玩具のイメージに近づける為に塗装パターンの変更とメッキ処理が追加された商品でござる。
そう! 商品イメージは海外版よりも日本版の方が初代スタースクリームのイメージに近い為に海外でも人気のある商品なのでござるよ。
日本販売が2年待たされただけの追加サービスでござるかな? (笑)
まあしかし、本品の完成度はミサイルランチャーが玩具ぽい事を除けば、同じくリメイク商品であるロボットマスターズ版スタースクリーム(RM-12、スタースクリーム、1480円)よりは完成度が断然異なる商品であり、販売価格的にも満足のいく商品でござる。
無論、商品サイズ的の変形×2版の方が大きいでござるが、米国の安全基準に合わせている為に、細かいパーツは再現されていないでござる。 (笑)
まあ、それでもシルエット的のは問題なく、ロボットモードの胸部ダクトの回転翼を着陸脚に見立てるアイデアは拙者的にツボでござるな。
しかし・・・ 車輪としては回転できないのが辛いでござるな。
まあ、拙者的には機首部分が青くないのも、ちと不満でござるが、コレはコレで良しでござるかな?
しかし、本品は変形の難易度も高く無いにもかかわらず、ロボットモードでの良好なプロポーションとスタースクリームらしいデザインは称賛に値するでござる。
そう! 商品コンセプトである劇場版「TRANS FORMERS」の前に今一度「トランスフォーマー」を見直し、日本販売では「変形遊びの楽しさを、もう一度子供達に!」のコンセプトは新規のファンだけでなく、目の越えた大きなお友達にも好評を得ている商品でござる。
拙者も本品を手にしてみると、なるほど高年齢層向けの高額商品の必要性は感じない商品であることは実感するでござるよ。
そう! 所詮は玩具でござるから、豪華仕様などは関係なく、子供から大人まで全年齢に対応した玩具の方が優れている玩具だと拙者は思うのでござるよ。
変形×2シリーズは、そういう意味では貴重な全年齢対応シリーズと呼べなくもないのでござるが、本シリーズのスタートは新規の子供向けだったにも関わらず、多くの購入層は従来のファンと新規参入の高年齢層および転売組みと海外ディーラーちゅー難とも後味の悪いスタートでござるな。 まあ、コレはタカラトミーの判断ミスもあり、商品が市場に出回らなかったのも原因であり、どれだけ本来の購買層である子供にアピールできたのかは謎でござるな。
そう! 児童雑誌による展開も良いでござるが、TVアニメによる露出には適わないものでござるよ。
因みに、拙者の近所のチビッコ達はトランスフォーマーを全く知らないのでござるよな。 (笑)
そりゃそうでござろう、只でさえ少ない玩具売り場にトランスフォーマー商品が無いのであれば、自然とTV露出の高いバンダイ系のヒーロー玩具に流れるモノでござるよ。
まあ、TV放送の地方格差があるので、トミカヒーローも放送していないコチラでは販売が苦戦しているでござるよ。
うむ・・・ 商品は良いだけに、タカラトミーの販売戦略の下手には呆れるでござるよな?
何故に中途半端なのでござろう?
まあ、タカラトミーはファンが支えているようなメーカーなので、ソレはそれで良いのでござるが、ファンだからこそ心配になるのでござるよな。
そう! 下手に異種のファン層を開拓するよりも、もっとチビッコを洗脳する方が長い目で見れば販売戦略的にも成功すると思うのでござるが、「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」はアピールしきれていない感じがあるでござるな。