かながわ考古学財団による西富岡・向畑(むこうばた)遺跡(同市西富岡120)の発掘調査で、縄文時代の漆塗り土器が出土した。完全な形のものは全国的に珍しいという。
土器は漆で赤と黒に塗り分けた壺型。谷底の水を利用したさらし場とみられる水場遺構から出土し、周辺からは水の流れを制御するための杭いや穴も見つかった。一緒に出土した木材やクルミの殻から、約4千年前とみられる。
西富岡・向畑遺跡は、第二東名高速道路建設に伴う事前調査として、2007年4月から発掘調査を実施している。遺跡は、富岡丘陵の西側から南側にかけて南北約2kmわたって広がる遺物散布地。旧石器時代、縄文時代、古墳時代、奈良・平安時代、中世の遺構・遺物が見つかっている。縄文時代では主に後期(4,000~3,000年前)の遺構が中心となっている。
20日(土)午前10時~11時30分と午後1時~15時に現場見学会が開かれる。
[参考:産経新聞、かながわ考古学財団HP]
追記:2010.2.20
2月20日に現場見学会が行われた。250名が訪れたという。
漆塗り土器は高さ17cm、胴回り24cm、口径14cm。渦巻き文様で赤く色付けされている。
土器は漆で赤と黒に塗り分けた壺型。谷底の水を利用したさらし場とみられる水場遺構から出土し、周辺からは水の流れを制御するための杭いや穴も見つかった。一緒に出土した木材やクルミの殻から、約4千年前とみられる。
西富岡・向畑遺跡は、第二東名高速道路建設に伴う事前調査として、2007年4月から発掘調査を実施している。遺跡は、富岡丘陵の西側から南側にかけて南北約2kmわたって広がる遺物散布地。旧石器時代、縄文時代、古墳時代、奈良・平安時代、中世の遺構・遺物が見つかっている。縄文時代では主に後期(4,000~3,000年前)の遺構が中心となっている。
20日(土)午前10時~11時30分と午後1時~15時に現場見学会が開かれる。
[参考:産経新聞、かながわ考古学財団HP]
追記:2010.2.20
2月20日に現場見学会が行われた。250名が訪れたという。
漆塗り土器は高さ17cm、胴回り24cm、口径14cm。渦巻き文様で赤く色付けされている。