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敦賀市・沓4号横穴 古墳時代終末期の横穴墓を公開

2012年10月23日 | Weblog
 敦賀市教委は22日、古墳時代終末期(7世紀頃)に築造された可能性が高い同市沓の横穴墓(おうけつぼ)「沓4号横穴」を報道陣に公開した。 通常は斜面から横方向に掘り始めるが、斜面からまず正方形に近い形の縦穴を掘った後に横穴を掘る特殊な構造になっている。 北九州から各地に広まった横穴墓が敦賀に伝わったことを示す最古の例としている。
 市教委は、同市沓、常宮地区で横穴が約40基存在することが確認されているが、そのうち薬研谷(やげんだに)1号、沓4号、同6号の3基を8、9月に測量した。 沓4号横穴は、丘陵の花崗岩に掘られ、前室と玄室がある。前室は幅60cm、奥行き50cm、高さ30~50cm(深さ1.6m)。玄室はドーム状で幅1.9m、奥行き2.5m、高さ1.4m。
 3基は同様の構造で、遺物の出土はなく、築造時期は断定できなかった。
 地元住民向けの説明会が26日(金)午後7時から常宮集落改善センターで開かれる。
 現地説明会が27日(土)午前10時からが開かれる。(同市沓の常福寺に集合)
[参考:中日新聞、読売新聞、福井新聞]
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