市教委が12日、日本最初の女帝の推古天皇(在位592-628年)と息子の竹田皇子の合葬墓とされる橿原市五条野町の植山古墳(国史跡、6世紀末~7世紀前半)で1月15日、西石室の斜面にあった石材(1辺約1m、重量約1・3ton)が約2m下の床に崩落したと発表した。床には、棺を納める部屋と通路を仕切る扉があったことを示す「敷居石」(長さ2・5m、幅1・3m)があるが、横約2cm、縦約2cm、深さ約0・5cmの擦った傷が生じた。 落下した石材自体に目立った損傷はないという。
石室の天井石がなくなっている同古墳には覆屋が設けられているが、昨年11月からは発掘調査のため撤去されていた。1月中旬の大雪の影響などで盛り土に水が染み込み緩んだのが原因とみられる。
[共同通信、産経新聞、朝日新聞]
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植山古墳
石室の天井石がなくなっている同古墳には覆屋が設けられているが、昨年11月からは発掘調査のため撤去されていた。1月中旬の大雪の影響などで盛り土に水が染み込み緩んだのが原因とみられる。
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