歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

栃木県壬生町・車塚古墳、古墳の周囲を須恵器の瓶で装飾か

2014年09月06日 | Weblog
壬生町教委が5日、初めての本格的な調査を8月下旬から進めている古墳時代終末期(7世紀頃)に築造された国指定史跡(1926年)車塚古墳(壬生町壬生甲)で、
■これまで82mとされてきた円墳の墳丘の直径が84mであることが判明
■3段築成の墳丘の頂上や斜面にかけて全面に小さな河原石を敷き詰める装飾が施されていることが分かった。 全体が葺石で覆われた古墳が確認されたのは県内で初めて。
■墳丘の頂上部分や平坦部、周溝から須恵器の破片が多数見つかった。古墳の周囲を取り囲むように須恵器の瓶(かめ、高さ50cmほど)が並べられていた可能性が高いという。 この時期は古墳を飾る埴輪制作が制限されていたため、埴輪に代わって配置されたとみられ、全国の古墳で同様の例はないという。
と発表した。
現地説明会が7日午前10時と午後2時に開かれる予定。
[参考:下野新聞、共同新聞、産経新聞、読売新聞、毎日新聞]

壬生・車塚古墳、須恵器かめ周堤に 全国初の発見、埴輪代わりに装飾か(下野新聞) - goo ニュース

車塚古墳「埋葬者に大きな権勢」 全体に葺石、周囲は須恵器 栃木(産経新聞) - goo ニュース

<車塚古墳>古代に思いはせ 壬生の発掘調査 河原石で全面装飾、権力誇示の政治的意図 須恵器のかめの破片も /栃木(毎日新聞) - goo ニュース
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする