松阪市和屋町の平安時代の集落跡「朝見遺跡」の幅約6m、長さ約10m、深さ約1mの大溝(水路)の表面部分から、平安時代10世紀後半の青銅鏡2枚と底から古墳時代2世紀の青銅鏡1枚が見つかった。雨乞いの儀式に使われたとみられ平安時代の2枚は大溝が埋没し水流が弱まったころ、鏡面を上に向けて溝に捧げられたことがわかった。 県埋蔵文化財センターによると、祭祀で捧げた後、そのままの状態で残されていたとみられるという。
平安時代の1枚は鏡の裏面に蓮や牡丹などの瑞花文の葉を描いた丸い瑞花円鏡(直径10・5cm、厚さ0・8cm、重さ191g)で完全な形で見つかった。 平安時代のもう1枚は鏡の裏面に瑞花文と2羽の鳳凰を描いた八角型の瑞花双鳥八稜鏡(直径8・5cm、厚さ0・3cm、重さ37・5g)で8片に割れていた。古墳時代の1枚は鏡の裏面の文様がない鏡(直径7cm、厚さ0・1cm、重さ20g)で鏡の半分だけ、錆びた状態だった。
現地説明会が9月6日午前十時から開かれた。
青銅鏡は7日と9日から15日まで、明和町の斎宮歴史博物館エントランスホールで展示される。
[参考:伊勢新聞、産経新聞、朝日新聞、読売新聞、三重県HP]
過去の関連ニュース・情報
2011.9.14 松阪市・朝見遺跡 越州窯系青磁片などが出土 斎王宮との関連も
平安時代中期から後期にかけての越州窯系青磁片、緑釉陶器片150点、緑釉緑彩陶器片4点、石製のベルト飾りや、「官」「成」「西」などの文字の入った墨書土器片50点などが出土。
平安時代の1枚は鏡の裏面に蓮や牡丹などの瑞花文の葉を描いた丸い瑞花円鏡(直径10・5cm、厚さ0・8cm、重さ191g)で完全な形で見つかった。 平安時代のもう1枚は鏡の裏面に瑞花文と2羽の鳳凰を描いた八角型の瑞花双鳥八稜鏡(直径8・5cm、厚さ0・3cm、重さ37・5g)で8片に割れていた。古墳時代の1枚は鏡の裏面の文様がない鏡(直径7cm、厚さ0・1cm、重さ20g)で鏡の半分だけ、錆びた状態だった。
現地説明会が9月6日午前十時から開かれた。
青銅鏡は7日と9日から15日まで、明和町の斎宮歴史博物館エントランスホールで展示される。
[参考:伊勢新聞、産経新聞、朝日新聞、読売新聞、三重県HP]
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