桜井市茅原の茅原大墓(ちはらおおはか)古墳(国史跡、全長約86mの帆立貝式前方後円墳、4世紀末~5世紀初め)で地中レーダーなどによる科学調査が行われ、古墳の中心部に埋葬施設が盗掘されずに残っている可能性があることがわかった。
市教委は昨年12月、茅原大墓の後円部墳頂に13m四方の調査エリアを設定し、地中レーダーと、電気探査の2つの方法により、埋葬施設の有無を調べた。 その結果、くぼ地のような堆積土層の変化が確認され、棺をおさめるために掘られた墓壙がある可能性が出てきた。石材(竪穴式石室)を示す反応はなかったため、粘土槨や、木棺を直接埋めた埋葬施設があることが想定されるという。 また、付近が荒らされた痕跡がないため、、盗掘を受けず築造当時の状況が残されている可能性があるという。
[参考:産経新聞]
茅原大墓古墳に埋葬施設残る? 地中レーダー調査などで判明 奈良・桜井(産経新聞) - goo ニュース
過去の関連ニュース・情報
茅原大墓古墳
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2011.2.24 4世紀末の最古の人物埴輪・「盾持人埴輪」が出土
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