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三重県・斎宮跡 斎王宮殿を取り囲む板塀跡を発見

2017年02月24日 | Weblog
 斎宮歴史博物館(明和町竹川)は21日、初期斎宮を解明する同館南側での国史跡斎宮跡第189次調査で、奈良時代(約1300年前)の斎王宮殿を取り囲む板塀とみられる柱穴列跡を発見したと発表した。
 発掘現場(多気郡明和町竹川字中垣内)は同館の南約500mの近鉄線路北側沿いの約100㎡で、南北4本、東西3本の柱穴が直角に交わっていた。過去の調査と合わせ、奈良時代の斎宮の中枢区画は南北56m、東西48mと判明した。
 東側では別の区画とみられる柱列の穴が南北に並んでいた。
 聖武天皇の娘、井上内親王など奈良時代の斎王の宮殿を厳重に囲むためのものだったと考えられるとしている。
 発掘調査速報展示「初期斎宮〜その成果と展望〜」を同館で開催中(~5月7日まで)。
 3月3日までの平日、発掘調査現場を無料公開している。
 現地説明会が2月25日の午前10時、11時、午後1、2時の計4回開かれる。
[参考:伊勢新聞、三重新聞、産経新聞、三重県HP]

2017.2.26追記
 25日の現地説明会には209人が参加。[参考:産経新聞]

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