歴歩

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韓国・忠北曽坪・二城山城 百済漢城期の通行路と水門の両機能を持つ城門構造を確認

2009年09月08日 | Weblog
 中原文化財研究院発掘調査団は7日、忠北曽坪郡道安面老岩里・二城山城(이성산성、忠北記念物138号)一帯約3千㎡の発掘調査を行い、二城山城南門跡で通行路と水門の両機能を持つ漢城期百済土城の特異な城門構造が発見されたと発表した。
城内で最も低いところにある渓谷部中央に位置した南門跡は、別の排水施設を作らないで城門を通して,城内の流水が抜けるように門口部石垣施設と石列施設を作った。
 通路および水門の長さは14m,下段部幅は2.2m,残存上段部幅は4.4mであった。
 このような構造は今まで百済の土築山城では初めて発見されたという。
 また城壁の築造方法は南門跡を中心に西側は版築工法で,東側は基盤岩上に木柵くぼみを設けた後,周辺を盛土して,城壁を築造するなど二種類の形式が使われたことが確認された。
 南門跡石垣内部土層などでは4-5世紀漢城期百済時代の遺物の軟質無紋土器などと小さい刃物状の石器などが出土し,この山城が百済により、漢城期にだけ築造されて経営されたものと推定される。
[参考:聯合ニュース]

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