群馬県県埋蔵文化財調査事業団は19日、富田大泉坊A遺跡(同市富田町)から四世紀(古墳時代前期)とみられる草の茎製の結歯式竪櫛(けっししきたてぐし)の一部が出土したことを明らかにした。
古墳時代ごろの結歯式竪櫛は全国で千点以上出土しているが、大半が竹製で、茎製は全国で初めて。県内出土の結歯式竪櫛四十数点では最古ともなる。
結歯式竪櫛とは主に竹を細長く切り、糸などで束ねた「結歯式」の縦長の櫛。
茎製の竪櫛は約三年前、県道の工事に伴う発掘調査で、集落に近い水田跡の水路から出土。昨年、埼玉県の分析会社に分析を依頼しところ、イグサ類などの茎を使ったことが判明した。
出土したのは、竪櫛からすべての歯が取れた「頭」の部分で縦3.1cm、横3.5cm、厚さ0.3cm。 直径約0.8mmの茎を20本並べて中央を束ね、逆U字形に曲げた後、頭と歯の境を糸で24回巻くなどして留め、黒漆を塗って固めた。茎を20本束ねて曲げたため、歯は40本あったとみられ、歯の長さは約10cmと推測される。
[参考:東京新聞]
古墳時代ごろの結歯式竪櫛は全国で千点以上出土しているが、大半が竹製で、茎製は全国で初めて。県内出土の結歯式竪櫛四十数点では最古ともなる。
結歯式竪櫛とは主に竹を細長く切り、糸などで束ねた「結歯式」の縦長の櫛。
茎製の竪櫛は約三年前、県道の工事に伴う発掘調査で、集落に近い水田跡の水路から出土。昨年、埼玉県の分析会社に分析を依頼しところ、イグサ類などの茎を使ったことが判明した。
出土したのは、竪櫛からすべての歯が取れた「頭」の部分で縦3.1cm、横3.5cm、厚さ0.3cm。 直径約0.8mmの茎を20本並べて中央を束ね、逆U字形に曲げた後、頭と歯の境を糸で24回巻くなどして留め、黒漆を塗って固めた。茎を20本束ねて曲げたため、歯は40本あったとみられ、歯の長さは約10cmと推測される。
[参考:東京新聞]
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