歴歩

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足利市・樺崎寺跡 整備を記念しシンポジウム開催 

2008年09月07日 | Weblog
 史跡樺崎寺跡の保存整備第一期工事完了を記念したシンポジウム「東国中世史の中の樺崎寺跡-足利氏・寺院・庭園」が10月12、13両日、市民会館で開かれる。
 同寺跡は中世を代表する豪族足利氏の氏寺跡・廟所跡で、浄土庭園を持つ中世寺院の遺跡。市は2001年に国史跡指定を受けてから保存整備を始め、07年度に第一期工事として多宝塔跡など八幡山ふもと部分の整備を終えた。
 市は「足利学校と足利氏の遺産」の構成資産の一つとして世界文化遺産への登録を目指している。
 運慶作の木造大日如来坐像が、海外への流出の危機に遭い全国的なニュースとなったが、この仏像は同寺に納められていたという。
 12日は午前中、現地を見学。午後は市教委職員が発掘調査を説明した後、鶴見大の伊藤正義教授が「東国中世史の中の樺崎寺跡」のテーマで講演する。
 13日は午前十時から「足利氏と樺崎寺」(県立博物館の千田孝明さん)「鎌倉と足利」(鶴見大の河野真知郎教授)「樺崎寺跡庭園の意義」(京都造形芸術大の仲隆裕教授)などの事例報告がある。
 無料だが、申し込みが必要。問い合わせは市教委文化課電話0284・20・2230へ。
[参考:下野新聞、前出]


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