奈良県広陵町の新木山(にきやま)古墳(全長200mの前方後円墳、5世紀初め)で、築造途中に埋めたとみられる大量の埴輪片が出土していたことが25日、同庁書陵部への共同通信社の取材で分かった。
同古墳は、大和王権を支えた有力者の墓とみられ、「三吉(みつよし)陵墓参考地」として宮内庁が管理している。
2010年に書陵部が外柵工事に伴い墳丘外周を調査した時に、くびれ部の左右に張り出した「造り出し」の祭祀用土壇の片方から、朝顔形埴輪、蓋(きぬがさ)形埴輪、円筒埴輪の破片約130点が出土した。
埴輪は本来、墳丘上や周囲に立て並べる葬送具で、土中から見つかるのは異例であり、用途は謎だ。
3種の埴輪片はそれぞれ異なる深さに埋まっており、ここで3回の祭祀をした可能性があるという説が出ている。
[参考:共同通信、日経新聞、奈良新聞、前出]
過去の関連ニュース・情報
2010.11.12広陵町・新木山古墳(三吉陵墓参考地)を公開 襟付き短甲形埴輪片が出土
キーワード: 新木山古墳、蓋形埴輪
同古墳は、大和王権を支えた有力者の墓とみられ、「三吉(みつよし)陵墓参考地」として宮内庁が管理している。
2010年に書陵部が外柵工事に伴い墳丘外周を調査した時に、くびれ部の左右に張り出した「造り出し」の祭祀用土壇の片方から、朝顔形埴輪、蓋(きぬがさ)形埴輪、円筒埴輪の破片約130点が出土した。
埴輪は本来、墳丘上や周囲に立て並べる葬送具で、土中から見つかるのは異例であり、用途は謎だ。
3種の埴輪片はそれぞれ異なる深さに埋まっており、ここで3回の祭祀をした可能性があるという説が出ている。
[参考:共同通信、日経新聞、奈良新聞、前出]
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