県埋蔵文化財調査事業団が発掘調査を行っている深谷市の皿沼西遺跡から、1200年前に関東地方を襲った大地震の跡が見付かった。 本遺跡は、古墳時代中期(約1550 年前)と奈良・平安時代(約1300~1100 年前)の大きなムラ跡。遺跡には無数の地割れ(注1)が走り、住居跡などが激しく壊されているが、その後、再び水路や田畑を作り、ムラも次第に復興していった跡も見つかっている。
調査では、地震前後の遺構から出土した土器の特徴から、平安時代の弘仁九年(818)に起きたと大地震の跡と断定した。
平安時代に編纂された「類聚国史」には、818年7月に群馬から神奈川にかけて関東の広い範囲で地震があり、多くの農民が亡くなったと記述されている。群馬県の赤城山南麓では大規模な地割れや土砂崩れの跡などが発掘されている。
30日(土)10時と13時から現地見学会が行われる。
(注1) ひび状に走る幅10cm程度の砂の層が数十本も見つかった。 住居を切り裂くように伸びる跡もあった。 地下の砂の層が液状化して地表に噴き出した噴砂跡とみられる。
[参考:毎日新聞、(財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団HP]
過去のニュース・情報
2008.12.23 深谷市・皿沼西遺跡 遺跡見学会12/24
調査では、地震前後の遺構から出土した土器の特徴から、平安時代の弘仁九年(818)に起きたと大地震の跡と断定した。
平安時代に編纂された「類聚国史」には、818年7月に群馬から神奈川にかけて関東の広い範囲で地震があり、多くの農民が亡くなったと記述されている。群馬県の赤城山南麓では大規模な地割れや土砂崩れの跡などが発掘されている。
30日(土)10時と13時から現地見学会が行われる。
(注1) ひび状に走る幅10cm程度の砂の層が数十本も見つかった。 住居を切り裂くように伸びる跡もあった。 地下の砂の層が液状化して地表に噴き出した噴砂跡とみられる。
[参考:毎日新聞、(財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団HP]
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