味でも 音色でも 演技でも 情愛でも 演奏でも
ぎりぎり という感覚がありますね
たとえば ジャズの世界
好きなトランペットプレイヤーに クリフォード ブラウンという方がいます
天才といわれながら 25歳でこの世を去ってしまったのですが
その演奏スタイルは 饒舌と ほどのよさの ぎりぎり
音の多さと スピードは 心地よいか うるさいかの ぎりぎり
そのためか 大好き派 か ほとんど聞かない派に 二分されそうな
ジャズファン界で支持者の多いことで知られるコルトレーンも
超個性的フレーズの多さのためか
熱狂派 と 冷ややか派の際立った対立があるようなところが
落語界でも 小さん師匠の人間国宝問題は 大いに評価が分かれているはず と
わたしは勝手に理解してます
八代目可楽師匠の評価なんぞも とても微妙で(聞かない方はまったく聞かないような)
でも 熱狂派になると その程度は半端でなく
とてつもない信奉家連がひかえてます
映画も 説明がうるさすぎて 駄作もいいところだなんて思う作品が
いわゆる 批評家先生方に絶賛されたり
わけがわからんような
結局 つまるところは 好みの感覚の映像なのか その反対のものなのか
ぎりぎりの世界
ということでしょうか
そうとしかいいようがない
というところがこの世には多いみたいで
好き嫌い
なんとも 不思議な 不気味な基準ですね
ちなみに わたしは
コルトレーンも 八代目可楽師匠も 大の好き派です
少し哀愁があって いい意味で頑固そうで 媚びなくて
ちょっとだけ不良ぽさがあるような
でも 基本的に どうしてもマジメから逃れることができないような・・・
みたいに見えるんです(ほんとうのところは ぜんぜん わかりません)
わたしが 勝手に思ってみてるだけです
そうなんです 結局 好き嫌いなんです たぶん
それも ぎりぎりの ほんのちょっとの差の世界かも
そのホンのちょっとのその差が 大好きの素になったり
大嫌いの味付けに変わったり
勝手なもんだなと われながら ため息がでます
でも くどいけど 好き嫌いってエもんが どうにも
あるんですよね
超 ふ・し・ぎ
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