先日 マンション住民さんたちの ある会合に同席したことがありました
多くの発言の中に あらためて “現実は やはり そういったことなのだろうか・・・”
と 思い至ることがあり 複雑な思いをしました
『マンションというもの これほどまでにイロイロと制約がともなう住処だとは
考えもしなかった』
そのように発言なさった方は 意見交換の場で なるほど と ウナヅカサレル知識を披露なさる
穏やかな 良識派的な 実直な シッカリ屋さん と 見うけられる方でした
マンション購入時には さぞかし 念入りに自ら検討し 業者との交渉においても
ジックリ資料をも ほぼ 理解なさってうえで 管理組合の一員になったのだろうな と思わせられる
おそらく 定年後 四 五年 という雰囲気の方でした が・・・
マンションを 〔終の棲家〕と考えるという方が 前回調査時より増えている
というデータが 先日公表された マンション総合調査に 示されていました
住環境選択をどのようにするかにおいて どの年代においても まず最大の検討事項は
「一戸建て持ち家」 「マンション」 「一戸建て賃貸」 「マンション・アパートタイプ賃貸」
のいずれにするか
ということあたりだと考えられますが
選択の基準は まさしく 各人各様
当然といえば当然ですが
≪これがベスト≫ などと おおよその場面に適用断言できるアドバイスなど
あり得ない
が 諸々の情況を伺って 注意点を 述べることは 可能です
不動産業を営む方にとっては 重要事項説明などで マンションの特性など 充分説明なさる
のでしょうが どうにも 不可解なケースもあったりして・・・?
すくなくとも 購入者は そのマンションの規約上での重要な制約のことあたりのことは
絶対的に説明を受ける というか 受けているはず なのですが・・・
そうだとすると ≪ これほどまでに制約だらけの住環境に自ら加わったのだから ナントモ
不注意というか 残念というか・・今からでも マンション知識 学習しようと思っています
輪番で もはや 理事長なんぞになってしまいましたし 終の棲家と考えての購入ですから
後 20年以上は
過ごすことになるかもしれない住み家ですから ≫ との類の発言は
そう 多くは出ることはないはず
なのですが・・・
<管理組合 ってなんですか? 参加しなくてもいいのですか ?>
という問いが 相談に頻繁にでるようでは まだまだ マンションという住み場所のことの理解は
なされていないことが多いのだな と 思わざるを得ません
どう考えても 不思議なことです
とにもかくにも 誰にとっても おおよそ 人生最大の買い物 のこと なのに・・・
マンション関係知識 たしかに 理解がタイヘンだろうな と 思う点が多くあることは 確かです
自信満々の 自称知識満載理事長さんと話していて
“ 不安を隠しきれない思いをする ”こと
多々あります
そういった方に共通な言は
≪そんなに悩むほどの専門知識なんぞ このマンションでは 役員にも不用だし 不要ですよ
私が中心となって 執行部がシッカリ こなしていますから
外部専門家 といっても 私どもと どれほどの差がありますかね・・まず 無いでしょう ≫
直言はせずとも そのような雰囲気を モロに 醸し出されます
管理会社においても “知っていて 黙認しているのか そもそも フロントが理解していないのか”
ヒヤヒヤ運営も散見
規約にはモチロン無い <使い勝手抜群の制約無し持ち回り決議方式理事会>などでの決め事が
重要事項の場で闊歩したりしていることがあったりします
いったん 事が起きて いろいろ調整が必要になったときの 諸々の修羅場を見ている立場の者から
すると そうしたヒヤヒヤモヤモヤ執行部体制 ケッコウ見聞きしました
あなたの マンション住環境は いかようになっていますか ?
いつも言うことですが
< ナナントナクオカシイナ という言動をみかけたら 規約を一度は確認してください
事が紛れないうちに 手当てが是非必要なこともありますので>
くれぐれも 管理不全状態が進まぬうちに
建物の管理不全もおおいに不安ですが 管理運営執行体制の不全にも注視を続けるべきです
まずは 現実に 総会に参加してみることも 大切なこと と 思います
《自分の そうして 管理組合員全員の資産》 のことであります
それと 周囲の住環境にも関すること でもあります
広くは 社会資産 のこと でもあります
マンションにおいて
どのような管理運営がなされているのかを
シッカリ見つめることは
住人の責務でもあります
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