表参道と六本木にある青山ブックセンター(ABC)。
大好きな書店です。
ベストセラー本だけでなく、ちょっとマイナーな良書が多数揃っています。
そんな中、平積みしてあったアイデア創出本を購入。
その名は、
「ひらめきスイッチ大全」
アスラン創造スタジオ
サンクチュアリ出版 2000円+税
この本は、市販されているクリエイティブ本からエッセンスを抽出した編集本。
マンネリを打破し、創造的な発想を得るためのハウトゥが見開きで紹介されています。
その数225個。
帯には、
「ダ・ヴィンチから任天堂まで 古今東西のあらゆるアイデアのひらめき方を一冊の本にまとめました。
アイデアに困ったらページをめくってみるといい。そこにヒントがあるはずだ。」とあります。
目次はなく、ペラペラめくるうちに、はっと気づく・・・そんな面白本です。
「エジプトの象形文字を眺める」
「グーグルアースで旅に出る」
「頭の中身をポストイットに書き出す」
「テーマソングを用意する」
「とにかくあらゆるものを組み合わせていく」
「偉人の顔にいたずら書きをする」
「カタログを読まずに、めくる」
「3つの単語を組み合わせる」
「SCAMPER」
「言葉遊び、しりとりをする」
「マンダラート」
「辞書から言葉を拾う」
「名作を分析してみる」
「短編小説を執筆する」
「ちょっとだけ先の未来を予測する」・・・
ふむふむ、アイデア出しに行き詰ったとき、この本をめくればセレンデピティに遭遇するかもしれません。
そういえば、広告代理店時代、アイデア発想に行き詰ったコピーライターやクリエイティブディレクタが、全然関係のない雑誌をペラペラめくっていたことを思い出しました。
テーマはトイレタリー商品なのに、建築雑誌、旅館ホテル雑誌、女性誌などを眺めていました。
「世の中に新しいものはなく、クリエイティブとは全て何かと何かの組み合わせである」と言われます。
同書は、そういった意味で組み合わせの妙を産みだす新兵器になるかもしれません。
1発想法が10円以下でゲットできるお買い得の一冊です。